【餓鬼道】無限嗜志裸眼

どこまで世の中を良くしようとしても、そのために成長すると、結局は自分の志がより高くなる。

毎日楽しくなって来た。
しかし未熟なのか、不満ばかりだ。
欲求は原動力だが、瞳の輝きが点いたり消えたりして、心疲れしていくのが分かる。

結局、お洒落して、人間の模範を見せ、人生を飾るしかない様だ。

どの道、完璧というものは存在しない。

十人十色、その性格の違いの中に、花園の乱れ美、いや、美和がある。

コントラストというならば、そもそも幸福というものが、人生の大波小波に乗り放題の話だというのは、なんとも忘れがちなものだ。

ならば!映画の一本が実に贅沢なものであることに違いない。

嗜もう。

困難の最中にある主人公を応援したい気持ちがあるなら、苦難の日々がアスレチックに変わる。

重要人物が牢屋の中で夜明けを迎えるのを見て、知ったであろう人の深みが、尊敬と労いの情に変わる。

世の人々を思い、恥を忍び、お洒落して、工夫して、探して探して、奇跡的に辿り着くのが、例外の無い死だ。

きっと、その一番見逃せない一幕に、何かを見るのだろう。

全てを即興演技で綴って来た、自分のノート。

一字一字を読み返した時には、天からの隠し事に粋というものを知るのだろう。

是非、月に一度、日記や詩を書いてみて欲しい。

計画無き、天心地道の自分そのものを、宇宙の理と、過去の経験とその日の魂によって、無意識に。

物語の中に君がいて、君の中に物語がある。

どこまでも作り込む事ができるし、どこまでも放棄する事だって出来る。

その美学やいかに。

美を意識して生きる者には、嘘偽りが無い。

あるがままに、そうでありたい自分に、既に成っている。

きっと、自分の中にその真実を見た時、人をバカにしなくなるのであろう。

嫌いにならなくなるのであろう。

優しく叱る事ができる様になるのであろう。

花飾り一つ程度で動き出す、世界の未来を見て、恋をするのであろう。

僕は、詩人でありたい。

表現においては誠に不自由なマスクの上に、真実の輝きを宿す眼差しを配りたい。

すれ違う度に下を向く彼ら、彼女らと、いつか互角のお辞儀を、軽く交わそうではないか。

すれ違った後に、振り向くことの無い、背中同士のさぐり合いが、全てを君に託させてくれる心意気だ。

無限嗜志裸眼。