個人が自分の能力を解放し、自由に生き始めることで、市場全体が本格的なボトムアップの時代に突入していきます!
金原です。
最近の日本の動向を抽象化していたら、その文脈が見えるようになってきました。これから日本の市場は2028年頃まで「遊び」→「芸術」→「祭り」というキーワードを中心として動いていきます。
ここで大切なのはキーワードそのものではなく、それが一体何を意味しているのかということ。人によっては違う表現を使うかもしれませんからね。むしろ違う表現を使った記事が他にもあった方が、トレンドを見極めやすいのではないでしょうか。
ここでは、あくまで僕の目線で分析した内容を書いていきます。それでは早速説明に入りましょう。
2020年頃まで→「遊び」あるいは「自由」
最近の人々は「自分の時間」を求め、その中で「自分の好きな事」をして行きたいと願っています。それこそ、できることなら自分の好きな事を仕事にして生きて行きたいと、そう思っているのです。
なんだか当たり前のことにも感じますが、SNSなどで名を挙げているインフルエンサー達の活動に影響を受けてか、実際に行動へ移そうとしている人は増えている様子です。
給料よりも休日を求める会社員が増えたり、起業する人が増えたり。こういったことはその一端でしかないと思います。
今年5月27日には「ちょっと今から仕事やめてくる」という名の映画も公開されるほどで、このトレンドだけは確実に到来しているということが言えますね。
2024年頃まで→「芸術」あるいは「娯楽」
自分の時間で趣味に没頭する人や、好きなことを仕事にする人が増え、いくらか時が経てば、そこには遊びを芸術の域にまで到達させる人たちが大勢出てきます。また、遊びを商売につなげるという人も出てくるはずです。(当たり前ですが)
これは新たな産業を生んだり、趣味を仕事につなげる人をさらに増やしたりという現象から読み解くことができるはず。(未来の話ですが)
2024年のオリンピック開催地の候補に残っているのはアメリカとフランス。アメリカなら「エンターテイメント」。フランスなら「芸術」。どちらも人々を楽しませる娯楽の一種です。
現代はユーチューバーなんかが人気を集めているので、現代の技術を優先すればエンターテイメントのアメリカが開催地となり、遊びの原点回帰を優先するのであれば芸術のフランスが開催となるでしょうね。
2028年頃まで→「祭り」あるいは「宗教」
人々が遊びや芸術を極めたり、自分の自由な時間を確保したりすると、地域が活性化してくるようになります。人々同士が繋がって何か共同の活動を行う余裕が出てくるのです。
実際のお祭りに参加する人が増えたり、何か新しい祭りが開催されたり。そういうイメージに近いコミュニティで行う事業が増えたり、新たに成長して大きくなる会社が増えたり。
一方で違う形を見せるのが、宗教みたいな構造をしたビジネスや祭りです。この時期に個人的なビジネスで大きく成功している人は、大勢のフォロワーを抱え、そこで神のように祀られます。
全ての人が自由になって遊びに夢中になれるわけではないので、どこかそういった信仰に近いものへとすがりついてしまうのも仕方ないと思います。とはいっても、これはあくまで構造の話。別に悪い事ではないので要注意です。
神を祀って祈るのか、神輿担いでワッショイか
ここからやっと日本は次の形を見せるようになります。これまで通り一部のリーダー的存在を神のように祭り上げて指示を待っていた時代から、個人が活動することによって世の中を変えていくというフラットな状態へと変化していくのです。
具体的にはインフルエンサーが分野ごとに大勢出て来るということと、小さな会社やイベントが沢山出て来るということが上げられますね。もしかしたら他の何かもあるかもしれませんし。
とにかく、ここからは天皇という神に指示を仰ぐトップダウンの時代から、お神輿をみんなで担いで「ワッショイ!ワッショイ!」と声を上げる時代へと本格的に突入します。
この変化が市場全体で起こり始めるのがだいたい2020年ごろなので、その年のオリンピク開催地は日本に決定というわけですよ。これは世界にとっても大きな変化であること間違いなしです。
まとめ
本格的なボトムアップの時代。ここにははっきりした「境界線」というものがありません。政治家以外の人が政治活動を行ったり、ビジネスマンではない人が商売をしたり、芸術家ではない人が芸術的な活動をしたり。
そもそも社会の構図を表す三角形は横に線を引くことがあっても、縦に線を引くことはありません。なら、同じ階層にいる人間には活動の境界線を引くべきではないのです。
個人それぞれが思うように行動し、羽を広げることで初めて民主性というものは発揮されます。それは国民全員が政治をし、ビジネスをし、遊びをし、子育てをするということ。
そこからは人々同士の繋がりや、地域の活性化、新たな産業や商品の発達など、様々なことが連鎖して考えられるのでした。
この世界変化の始まりが日本であることにびっくりしています。共に成長し、今回のムーブメントを成功へと導きましょうね。
ありがとうございました。バンカラ道を宜しく。