金原です。
人の未来がどうなるか?
その結末はたった一つしか用意されていません。
その上で、「運命は変えられるものだ」と言うことはできるでしょうか?
実はこの時、「変えられない」と思って生きるのと「変えられる」と思って生きるのでは、結末が大きく変わってきます。
もっと言えば、「運命の構造」を理解しているかどうか?でも結末は大きく変わってきます。
仮に、運命が変わることのないたった一つのものだとしても、それを決めるのは結局自分なんです。
だから、結末を左右する仕組みがそこにあるのであれば、僕らはそれを学び、実践していくべきだ、ということが言えるでしょう。
そして今回、「どうすれば運命が良い方へ変わるのか?を占う帝王学」を開発しました。
名前は「命構学(めいこうがく)」。
これは「運命の構造」を体系化したもので、頭に入れておけば、人生が上手く行かないのが何故なのか?そこからどうすれば人生が好転するのか?そのポイントが判明します。
要するに、人生を意図的に変えていけるようになるのです。
人によって何が障害となっているかは違うので、人生全体の構造を理解し、アドバイスできるようになるといいでしょう。
では参ります。
運命の3環構造
まずは全体像から。
運命というものは、大きく分けると以下の様な3つの要素から構成されています。
・核:出生(日時、場所、DNA、名前)
・中:習慣(運→縁→心→行→実→運)
・外:環境(人、愛情、情報、自然、物、金)
これらは、初めの図の様に波紋状の構造をしていて、内側から順に「出生→習慣→環境」と並んでいますが、つまりは、「肉体」があり、「行動」があり、周りの「環境」がある、みたいな感じですね。
出生が個性の元となり、その個性と環境との間で習慣が変わる。
逆を言えば、習慣によって個性の出方や周りの環境が変わる。
習慣と環境は変えられますが、出生は名前以外変えることができない。
・・・と、今の時点ではこれぐらいの理解でいいと思います。
強いていうなら、個性の出方から運命を変えようとするのが根本的な「東洋医学的アプローチ」で、環境から運命を変えようとするのが小手先の「西洋医学的アプローチ」だってことですかね。
どっちのアプローチも重要なのですが、占いに良くある「どっちかに偏らない様にする」みたいな考えは、今回の場合当てはまらないと思います。
何故なら、3つそれぞれの要素が「循環」しているからです。
この「運命は循環している」という考え方が非常に重要で、ここに着目することで、どこで人生が止まってしまっているのか?が分かる様になります。
ということで、次はこの運命の循環構造について見ていきましょう。
3種類の循環構造
これは図の方を思い出してもらえば分かることですが、あそこには「3種類の矢印」がありましたよね。(色で言えば黒・赤・緑)
これらはそれぞれ「循環している」という意味があり、同じところを何度も通るのが基本です。
逆に、流れがどこかで止まっているとしたら、そこに問題があって、そのせいで運命が良くない方へ向かってしまっているということになります。
それぞれこんな感じ↓
・習慣の循環(運→縁→心→行→実→運)
・☆型の関係(運→行→縁→実→心→運)
・3環の循環(中→外→中→核→中)
では、それぞれどういう意味があって循環しているのか?解説していきましょう。
習慣の循環
習慣というのは、3つ重なる円の内、中間に当たる部分のことです。
ここを細分化すると「5つの要素」があり、ぐるぐると繰り返しながら人生を進めていきます。(黒色の矢印)
5つの要素というのは以下。
・運(運気)
・縁(ご縁)
・心(精神)
・行(行い)
・実(現実)
循環する方向に従って説明すれば、以下の様になります。
生まれ持つ運気から、様々なご縁に恵まれる。
ご縁による情報や愛情から、精神面が成長する。
精神性の高さによって、日々の行いが良くなる。
行いの積み重ねによって、現実が変化していく。
現実が良くなれば、それだけ運も良くなる。
循環する報告と逆向きに説明すれば、以下の様になります。
現実は日々の行いによって変わり、
行いは精神状態によって変わり、
精神はご縁の質によって変わり、
ご縁は運の良さによって変わり、
運気は現実の状況によって変わる。
要は、それぞれの要素を高めたければ、その前のことをやらなければならないし、一つ良くなれば、その次の要素も連鎖的に良くなっていく(どこにも問題がなければ)、ということです。
基本的には、この循環の中で習慣を変え、環境を変え、特性の出方を変えていく、つまり、人生を変えていくものだと思ってください。
☆型の関係
今説明した習慣の循環には、さっきとは「逆向きに働く星型の関係」というものがあります。(赤色の矢印)
逆向きっていうのは、ある種の「フィードバックがある」という風に思ってもらえばいいです。
この場合、要素の並び順は「運→行→縁→実→心→運」という感じになります。
一つ一つの矢印の意味はこんな感じです。
・運→行:運気が良くなれば行いが酬われる
・行→縁:良い行いをしていれば評価される
・縁→実:ご縁に恵まれれば現実は飛躍する
・実→心:現実が良ければ精神に余裕が出る
・心→運:精神状態が良ければ運に乗っかれる
漢字の意味にも幅があるので、これは「あくまで一例」として捉えてください。
なので、「運」のところに来たら「行」にフィードバックがあり、「よし、今がチャンスだ!」と思って行動する、みたいな感じもありえます。
他にも、「縁」のところに来たら「実」にフィードバックがあり、実はあの人は遠い親戚だったことが判明する、なんてこともありえますね。
何にしても、「エネルギーの方向」みたいに思って抽象的に理解することが重要です。
そうすれば、生きている内に当てはまる事例が沢山あるでしょうから。
3環の循環
最後は結構単純な話です。
初めに三つの円が重なっているということを話しましたが、この3環も循環している、という話ですね。(緑色の線)
これも図をもう一度見ればすぐにわかることですが、ちょっとだけルールみたいなものがあります。
それが、「中→外→中→核→中」という循環の順序です。
大きな3要素には「出生・習慣・環境」とあったわけですが、環境と出生との間には直接的なつながりはありません。
つまり、どれだけ良い生まれであっても、そこから享受し、習慣を整えなければ環境は変わらないし、どれだけ良い環境であっても、そこから享受し、習慣を整えなければ個性が発揮されない、ということです。
簡単に言えば、「出生と環境の間には必ず習慣が入ってくる」ということですね。
まあ、環境を整えるのも利用するのも習慣だし、個性を発揮するのにも習慣だと思ってもらえれば。
そういう意味では、「人生は習慣で決まるんだ」と言ってしまっても間違いではありませんね。(実際には生まれと環境が大きく影響しますが、習慣が起点になるという意味。)
なので、人生を変えるなら、まずは習慣のサイクルを回し、その中で環境を変えて行きます。(中→外)
すると「条件」が変わるので、習慣のサイクルの質が高くなったり、それを行うことが楽になったりします。(外→中)
そして、高まっていく習慣の中で、生まれ持った個性が発揮されていくと。(中→核)
あとは繰り返しですね。
この占いの活用方法
ここまで運命の3環構造と3種類の循環について解説しましたが、その中の一体「どこで流れが滞っているか?」を見るのが、この占いの本質であります。
全てが循環している以上、どこか一箇所でも流れが悪くなると、その影響で全体の流れが悪くなってしまうのです。
なので、まずは本人がしてきたこれまでの生活や体験を、今回解説した様な「三環五転構造」に当てはめて分解してみるのが始まりです。
そうすれば、「出生・習慣・環境」という三環と、「運→縁→心→行→実→運」という五転といった、それぞれの要素に細分化して見れるようになります。
もし悪い部分があれば、それがどうして上手くいかないのか?を考えたり、上手くいかせる方法を勉強したり、といったことが必要になるでしょうね。
注意しなければならないのは、
・一つの要素をピンポイントで攻めるのか?
・全体の流れの中で変えていくのか?
このどちらの方法をとるのか判断しなければならない、ということです。
環境に偏った時の副作用
実は、習慣の5要素は、どれも環境を変えることで、半強制的に変化させることができます。(このことを西洋医学的アプローチと言いました。)
環境が変われば(実)、境遇が変わりますし(運)、繋がる人が変わりますし(縁)、感覚(心)が変わりますし、やるべきことも変わる(行)んですね。
ただ、この方法は副作用を伴うことがあります。
例えば、「心で流れが滞っているから、環境を変えてリフレッシュしよう」という思考になった結果、「引っ越し」をしたとします。
すると、環境がガラッと大きく変わるので、他の要素が上手くいっていたのに、それが崩壊してしまうことがあるんですね。
「自然に恵まれた田舎へ引っ越したら、自然には癒されるけど、庭の管理が面倒だし、地元民に馴染めなくて辛い。散らかった庭を通りかかる人が冷たい目で見てくる。帰りたい(涙)。」みたいな話、聞いたことがあるかもしれません。
この場合は「行→実→運→縁→心」という循環、あるいは「実→心」というフィードバックの中で、まさに「流れが悪くなってしまった」一例です。
どうしてこうなったかというと、「行→実」という要素(引っ越し)をピンポイントで攻め過ぎたからですね。
引っ越しが悪いとは言いませんが、「ピンポイントで大きなことをやる時には、よく考えて慎重にやった方が良い」ということは言えると思います。
出生に偏った時の味気無さ
ただ、それに対して全体の流れで変えるのはどうか?というと、今度はあんまり人生が変わらなかったりします。(こっちの方法を東洋医学的アプローチと言いました。)
というのも、全体の流れだけで勝負しようとすると、「変わるキッカケ」になかなか出会えず、あくまで自分の「生まれが持っている可能性」の外側に出ることができないからです。
確かに、習慣の5要素を回していけば、その中に「運→縁」という要素がありますから、そこから何か変わるキッカケを得ることができることができます。
しかし、それはあくまで自分の生まれが持っている可能性の範囲内でのことなので、そこから飛び出そうとした時には、何かを外から意図的に取り入れる必要があるのです。
「運命の構造を知っているかどうか?で人生が変わる」という話を初めにしましたが、今の話も同じで、「何かを外から意図的に取り入れると人生が変わる」ということを知っているかどうか?で、やはり人生は変わります。
というのは、「縁」のところで何か良いキッカケに出会ったとしても、それを「取り入れるべきか?見送るべきか?」という判断の仕方(運)が変わってくるからなんですね。
なら、「普段から勉強(行)していればいいじゃないか」という意見も分かるのですが、勉強する内容も人によって変わってきてしまいます。
なので、時には環境側からピンポイントで仕掛けてみる、というのも重要ですね。
出生と環境のバランスを取る
じゃあ、結局のところ、ピンポイントと全体のどっちがいいの?というお話ですが、これは「時と場合による」ということになってしまいます。
これがこの帝王学、占いの奥の深さ何でしょうね。
ただ、東洋医学的アプローチと西洋医学的アプローチということで言えば、答えは簡単です。
基本、普段は全体的なアプローチを心がけて、環境を変えるにしても、元々自分の生まれが持っている可能性の範囲内で行いましょう。
ただし、それだけではあまり成長しないので、時々、あるいは少しづつ、「コンフォートゾーンから出る」ということをしてみます。
それがつまり、ピンポイントでのアプローチであり、そのために環境をいじってみるということです。
とは言っても、副作用が働くので、「そうしないとマズイ」という時にだけ大きく環境を変えてみるのをオススメします。
これは、「普段の健康維持には東洋医学を取り入れて、それでも一刻を争う状況になってしまった時には西洋医学を取り入れる」という話と良く似ています。
まあ、何でもそうですが、要素ごとの特性を理解して、バランス良くやり、成長を促すためには程よい変化を加えていきましょう、ということです。
まとめ
「人生をどうやったら変えていけるか?」
これを方法論だけで考えたら、その時にはきっと、先ほどの西洋医学的なアプローチ、環境に依存した習慣の変化になってしまうでしょう。
その時には結局、「あいつは生まれ育った環境がいいから成功したんだ!」という嫉妬心に陥ったり、「私は環境がダメだから成功しないわ。」と諦めてしまったり、「何かのせい」にして終わってしまいます。
だからといって、構造を理解しているだけでは、結局何も変わらず、「僕は才能のない星のもとに生まれたから、ある程度の人生でおしまいだよ。」という、平坦で味気ない運命を辿ることになってしまうのです。
こう考えると、普段は考えて動くべきだけれども、時には考えずに動いてみるのも大切だということが言えますね。
これは「不動」か「変化」か?というまた別のお話なのですが、今回の話に当てはめれば、「出生≒不動」であり、「環境≒変化」という図式が成り立ちます。
まぁ、ちょうどいい変化を取り入れながら、習慣のサイクルを回していきましょう、ということです。
ということで、この帝王学があなたの人生にとって丁度良い刺激となり、各サイクルがスムーズに回っていく手助けとなば幸いです。
それでは、ありがとうございました。