ベーシックインカムが導入されると起こる社会の変化をまとめたよ

ベーシックインカムが引き起こす社会変化の要点は以下の三つ!

・人が他に依存しなくなる
・人の配置が最適化される
・人が好きな事に没頭する


金原です。

将来のベーシックインカム導入が待ちきれないので、最近はそのことばかり考えています。そこで今回は仮にベーシックインカムが導入されたら世界はどうなってしまうのかについてまとめて行きます。

・人々の間に起こる変化
・世の中に起こる変化

大きくこの二つに分けて、この順番で説明するので、後者だけを読みたい人はかなり飛ばしてください。では行きます。



ベーシックインカムによって人々の間に起こる変化

かなり沢山書き出しましたが、多分他にも色々な変化が起こると思います。まあ自分が想像しなかった予想を発見する一つの機会だと思っていただけたらいいと思います。

・共働き世帯が減る
・非正規労働だけで子育てする人が出現
‎・女性が子育てに集中できる様になる
・保育所を利用しない人が増える
・保育所と保育士が減る
・介護に集中できる人が増える
・地域のコミュニケーションやビジネスが増える
・結婚する人と離婚する人が増える
・起業や投資や研究をする人が増える
・創造的な活動をする人が増える
・体を売る女性が減り、買う男性が増える
‎・ボランティア活動をする人が増える
‎・政治家になりたがる人が増える
‎・正社員と大学へ進学する人が減る
‎・運動をし始め、健康な人が増える
・一部の人は腐り果てる

それぞれ軽く解説します。


共働き世帯が減る

ベーシックインカムが仮に一人当たり6万円の支給だったとしても、夫婦で言えば二人合わせて12万円になります。そこへさらに片方が働きに出れば、仮に月の手取りが10万円のパートタイマーでも所得が22万円と、25歳正社員よりも高い所得を得る事が分かりますね。

すると、夫婦で共働きをしなくても十分に子育てをして行ける様になるので、結果として共働き世帯は減っていくでしょう。

しかもさっきの計算はパートタイマーだった場合の話なので、正社員として働けばなおさら共働きする必要は無くなります。


非正規労働だけで子育てする人が出現

夫婦の所得がベーシックインカムによって月10万円以上も増えると言う事で、正社員にこだわって働く人は減ると思われます。その結果、子育てをする際にも夫婦で非正規労働の仕事をしながら、と言う家庭が出て来るでしょう。

最悪片方だけがパート労働をして月22万円のお金でやっていく家庭があってもおかしくありません。

ベーシックインカムが導入されると人々の生活がある程度保証される為、企業が簡単にリストラを行える様に法律が変わる可能性もあります。そうなれば正社員からパートなどに移る人が増えてもおかしくは無いのです。


女性が子育てに集中できる様になる

共働き世帯が減ったとすれば、それだけ女性が子育てをし易くなります。その時に子育てをするのは女性だとは限りませんし、時によっては夫婦二人とも仕事を休んで子育てするかもしれませんね。


保育所を利用しない人が増える

子育てする人間が家に居られると言う事は、保育所に依存する人が減ると言う事です。もちろん「面倒だから」と言う理由で保育所を利用する人はいるでしょうけど、それ以外は共働きでない限り保育所を利用しなくなるでしょうね。


保育所と保育士が減る

保育所を利用する人が減れば、それだけ保育所も保育士も少なくて済みますよね。なのでとりあえず保育士は減るはずです。保育所は簡単には取り壊せないので、地域の公民館や塾みたいな場所として利用される様になるかもしれません。


介護に集中できる人が増える

子育てと同じ様に集中できる様になるのが介護です。介護を理由に仕事ができなくなり、貧困に陥る人が減ったり、介護施設に依存する人が減ります。

介護と仕事を両立してうつ病になっている人は結構多いらしいので、こう言うところだけでもいいからベーシックインカムは必要ですね。


地域のコミュニケーションやビジネスが増える

子育てや介護の例から分かる様に、施設に依存せず、自分の家や地域で活動する人達が増えます。そうして自由な時間が増えると、人々は地域内でコミュニケーションをとったり、ビジネスを行ったり、とにかく協力し合う様になるはずです。

協力して子育てや介護をしたり、新たな物流を生んだりもするかもしれませんね。簡単に言えば地域が活性化すると言う事でしょう。


‎結婚する人と離婚する人が増える

これは低所得であることによって結婚を諦めていた層の人達が結婚をする様になり、一人で生きていける様になった夫婦が離婚し易くなると言うことです。

夢は叶い易く、人同士が依存し合わない社会になると言うことでしょうね。


起業や投資や研究をする人が増える

ベースとしての所得が増えると言う事は、それを元手に起業・投資・研究を行う人が大勢出てくると言う事です。まあざっくりと言えば好きな事を追求できる人が増えると言う事。趣味に没頭できる人が増えるという言い方もできますね。


創造的な活動をする人が増える

趣味に没頭すると言えば、芸術系やクリエイティブ系なんかもそうです。つまり音楽やアート、プログラミングとか、色々生み出す事が好きな人も大勢いるので、そういう人が増えるという事。

色々と芸達者な人が増えたら世の中面白くなりそうですよね。


体を売る女性が減り、買う男性が増える

生活の為に体を売っている女性は大勢います。それ以外の仕事が面倒だと感じていたり、他の仕事が手に負えない様な不器用な人が大勢いるからです。人によっては知的障害かと思われる人もいるらしいのですが・・・。

そういう人たちが生きる為と言ってわざわざ体を売る様な事がなくなります。

男性はと言うと、こちらは所得が増えるので、逆に体を買う人が増えるでしょうね。キャバクラや風俗などのサービス業は忙しくなると思いますよ。


ボランティア活動をする人が増える

これは純粋に良い話。統計を見た事はありませんが、生活に余裕があるのなら社会に貢献したい人がどれだけいるかは計り知れません。震災の時に出動したボランティアの数もものすごいみたいですから。

ボランティアって、お金と時間の問題さえクリアしてしまえばマッチングがしやすいんですよね。ベーシックインカムによって働く人はある程度減りますけど、こう言う人たちも増える事を同時に考えなければいけません。

ボランティア専門の求人サイトみたいなのが出て来るとも予測できます。


‎政治家になりたがる人が増える

ボランティアが増えると言う事は、政治家になって直接世の中を変えようとする人も増えるでしょうね。

こちらもお金に余裕がないと難しいキャリアなので、ベーシックインカム導入と同時に立候補する人が増えるんじゃないでしょうか。


正社員と大学へ進学する人が減る

ベーシックインカムによって正社員にこだわる必要がなくなるので、正社員になる為にわざわざ受験までして大学へ進学する人は減るでしょう。要は、非正規雇用でも余裕で生きていける様になると言う事。

結婚も子育てもする気がない人は、特別な夢でもない限り正社員にはなろうとしなくなると思います。その頃に存在する仕事の種類や労働環境にもよるでしょうがね。


運動をし始め、健康な人が増える

短時間の労働で簡単に生きていける様になると言う事は、これまでの忙しい毎日を送る正社員の方たちと違って時間に余裕が生まれます。すると、趣味もそうですが健康のために運動をする人が増えるでしょうね。

運動ってしっかりやろうとするとかなり時間を食います。ストレッチとか、ウェイトトレーニングとか、入浴とか、マッサージとか、食事に気を使ったりとか。

それに趣味がない人は暇だと思いますよ。軽い運動なら義務化してもいいぐらいですねw


一部の人は腐り果てる

一部の人は目標も目的もやることもなく、腐っていくでしょうね。でもどの時代だって腐っていく人はいますから、変わらないと言うより、まだ救われる分マシだと思います。

ギャンブルとかで発散する人は増えそうですねー。



ベーシックインカムによって世の中に起こる変化

で、個々の話はいいから世の中どうなる訳?と言う人はここから下を見てください。

・ブラック企業が無くなる
・社会保障、社会福祉、教育にかかる税金が大幅に減る
‎・労働力の大移動が起こる
‎・人が集まらない産業は潰れるか賃金上昇
・物によっては価格が上がる
・人口が急上昇
・人口を増やさない為にも消費税が増税される運命
・核家族よりも進んだ「核個人社会」になる
・地方が無理に客を呼ぼうとしなくなる

それぞれ軽く解説〜。


ブラック企業が無くなる

ベーシックインカムのおかげで嫌な会社なら簡単に退職することができるよになるはずです。それがブラック企業ならなおさら。ブラック企業に依存する人が減れば、それだけ人気の無い会社からどんどん潰れていきますよ。

もしかしたらヤクザになる人も減るかもしれません。悪に手を染めるぐらいなら、何もせずひっそりと生きて行くことを選ぶ人が増えてくれることを願います。


社会保障、社会福祉、教育にかかる税金が大幅に減る

ベーシックインカムが導入されると、その費用を捻出するために色々制度が廃止されたり見直されたりします。単純に数が減ったりするものも。

・生活保護が無くなる
・年金制度が無くなる
・保育所が減る
・介護施設が減る
・大学が減る

生活保護と年金の代わりはベーシックインカムが務めるからなくなるでしょ。保育所と介護施設は自分で保育と介護をする人が増えるから減るでしょ。大学は正社員にこだわる人が減るから進学する人が減るでしょ。そんな感じです。


労働力の大移動が起こる

企業が社員を簡単に解雇できる様になるからと言うのもそうなんですが、人々が会社に依存しなくなるので、転職を希望する人がゴロゴロ出て来るはずです。

正社員からパートになる人が出てきたり、正社員が不足してパートから正社員になれる人が出てきたり、色々グチャグチャっと人々が入り乱れると思います。


人が集まらない産業は潰れるか賃金上昇

そんな中で人が集まらない会社は潰れるか、賃金をアップしたり休日を増やしたりして人が集まる様に工夫するはずです。


物によっては価格が上がる

正社員を集めるために賃金を上昇させた場合、それを賄うために商品の値段を上げる必要が出て来る企業が必ず出てきます。そう言う企業が多い市場の商品は自然と値上がりし、物価が上昇するでしょうね。

しかし、ベーシックインカムによって最低賃金が廃止される可能性もあるので、逆に人気のある企業の賃金は減ったり、むしろ働くためにお金を払う必要が出て来るものもあるかもしれません。

そう言う企業の商品は市場原理でさらに値下げされるかも。なので全体的な物価はそんなに変わらない可能性もあります。


人口が急上昇

家庭にお金と時間が溢れるので、結婚する人が増えたり、子供をたくさん作る人が増えたりします。これはちょっとまずいですね。


人口を増やさない為にも消費税が増税される運命

ベーシックインカムの為の財源を確保すると言うのもそうなんですが、人口が増えすぎないようにするために、消費税を増税することは避けられないでしょう。

他にも CO2の排出量を抑えることも考えないといけないので、ベーシックインカムの支給額や消費税率は絶妙に調節されるはずです。

扶養に入っている人は支給額が自動で半分になったりとか、工夫もできますね。そうしたら捻出しなきゃいけない額も減る訳ですし、いいと思います。


核家族よりも進んだ「核個人社会」になる

ベーシックインカムによって人々が依存し合わなくて済む様になるので、一人暮らしをしたり、早々に離婚する人などが増える可能性があります。人によって求める環境は違うのでどっちに傾くかは判断できませんが、こう言う側面は必ずあるでしょうね。

今でさえ生活費が多くかかる核家族なのだから、生活費が間に合えば核個人で生きる事を望む人は増える気がします。


地方が無理に客を呼ぼうとしなくなる

ベーシックインカムは手間を省いて予算を削減するために全員が同じ額を受給できるらしいんですよね。なら、物価の低い地方に住んでいる人の方が特をすることになります。

その人たちは余計に所得を得るための労働をする必要は無くなり、地域の活性化や文化を守り育てる活動などに時間をさく様になる可能性があります。

すると地方というのは他の地域から入ってくるお金に依存しなくなり、あまり商業的ではなくなるかもしれません。例えば「観光大使」なんてのはもういらなくなるんじゃ無いでしょうか。「ゆるキャラ」とかもそうです。税金の無駄遣いですからね。



まとめ

と言う事で色々書きましたが、目立つ要素をまとめると

・人が他に依存しなくなる
・人の配置が最適化される
・人が好きな事に没頭する

この三つじゃないでしょうか。

一言で言えば、人々がより自由になるということ。

会社や家族、学校などのコミュニティーに依存しなくなることによって、好きな事・場所を自分のペースで探しやすくなり、最終的にはほとんどの人が自分の居場所と趣味に合った活動を見つけ、それに没頭できる様になる。

素敵じゃないですか。この方が生産性は絶対高くなりますよ。その頃には人類進歩のスピードもさらに早くなっているでしょうね。

ベーシックインカムはよっ!

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。