【徳渡学】人道の仕組みから時代を渡る生き方を学ぶ帝王学

金原です。

今の様な不安定な時代になると、どうやって生きて行ったら良いか?悩むのは当然のことの様に思います。

仕事、学業、家計、人間関係、引越し、様々な問題が頭に浮かぶでしょう。

しかし、そこで悩んでしまうのは、「時代ごとの生き方」を知らないからです。

時代がどういう波を繰り返し、それにどうやって対処すれば良いのか?が初めから分かっていれば、その「波に合わせた計画」を立てるのがうんと簡単になります。

今回は、その波と、波の乗り越え方を体系化した帝王学を開発しました。

これを「徳渡学(とくとがく)」と名付け、生き方を伝授いたしましょう。

まず、時代は大きく分けると2つの期間に分かれます。

この「発展期」と「転換期」それぞれの生き方についての説明から入りましょうか。

発展期と転換期の生き方

発展期というのは、極端な例を挙げれば高度経済成長の様な「好景気」のことで、転換期はその後に訪れる「不景気」のことだと思ってもらえたら、まずはオーケーです。

ただ、そもそもこの好景気・不景気という表現が良くなくて、実際には両方に良い面と悪い面があります。

それが生き方につながって来るわけですが、まずはこの景気に対する解釈を変えた方がいいです。

世の中に新しい流れが来て、その市場が開発されていくが、いつか経済が一人歩きして、世の中が過剰になっていき、最後はバブルが弾けてどん底に落ちていく。

これが好景気の真実であり、発展期と呼んだ方がしっくり来ると思います。

対して、一つの流れが終わり、大衆が生きる指針を見失うが、世の中や自分の生活を良く観察すれば、成すべきことが見えてきて、道を開いた先に次の時代が始まる。

これが不景気のロマンであり、転換期と呼んだ方がすべきことが分かりやすいですよね。

要は「お金の時期」と「人情の時期」みたいな感じに偏っているだけです。

そうと分かったところで、それぞれの生き方を解説しましょう。

攻めの家計と守りの家計

まずは家計について。

発展期はお金が稼ぎやすいので、この時期は資産を大きくしていくと良いです。

基本は貯蓄で十分ですが、能力に自信がある人なら、不動産売買や株式投資に手を出すのもありでしょうね。

ですが、そもそも発展期は「いつか必ず終わる」ものなので、その時に備えて早めに手を退くことが必要です。

対して転換期は、支出を減らして生き残らなければならない時期なので、大きな家に大家族で住むと良いです。

これは、発展期に貯めておいた資産で「大きな家」を建て、そこに3世代暮らしや、一族での暮らしをするということ。

この方がバカ高い住居にかかるコストを大幅にカットできます。

バブルが弾けた後は不動産や借金をした時の金利が安くなるので、転換期に入ってから大きな家を手に入れるのが鉄則ですね。

就職も厳しくなるので、養育費をかけない、つまり、保育所・学習塾・大学を利用しない様にしましょう。

後は、アルバイトでもしていれば普通に生きていけますよ。

日本を見ると、バブルが弾けたにも関わらず、都市部に人口が集中し、小さくて高価な家やマンション・アパートが大量に建ちました。

そして、田舎は過疎化して、不景気(転換期)にも関わらず、自ら大きな家やコストの低い生活を手放すという。

きっと、バブルで浮かれて遊びすぎ、貯蓄をしてこなかったのでしょうね(だからバブルになった)。

そりゃ国民が貧乏になって当然です。

すべき事と真逆のことをしていますからね。

国のせいにする人は多いですが、おかしな話で、昔は統計的に見ても3世代暮らしが多かったんですよ。

これが「大衆」というものなので、学問をして解脱しなければいけません。

繁栄する時と助け合う時

続いてですが、これは「何にエネルギーを注ぐか?」みたいな話です。

発展期はバブリーに遊ぶよりも、「みんなで繁栄する」ために頑張るという意識の方がいいです。

娯楽を楽しんで終わりじゃあ小学生と変わりませんからね。

人にはもっと、生活→健康→幸福→貢献→共栄と、高めるべきものがあります。

浮かれて人間のレベルを落とさない様に気をつけながら、むしろレベルを高めながら、それぞれの仕事をするべきです。

転換期は時代の過渡期ということもあって、露頭に迷う人や、生きる目的などを見失う人が増えます。

そういった大衆の中で、お互いが「助け合う」こと。

さっき話した大家族で暮らすってことと同じです。

家族や地域社会といった様なコミュニティーを大切にしてください。

その時には、他人と関わるための愛情や知恵、つまり人徳が必要になるので、それを高めるための学問修養が必要性をより強めます。

今(転換期)の様な助け合わなければならないご時世に、世間はコロナウィルスだなんだで、マスクをし、会うことを避け、人間関係が断絶の傾向にありますね。

これまで不摂生ばかりしてきたのが一番の問題で、それが吹き出物の様に現象化しているだけなのですが。

ブラックな会社を辞めて、田舎の実家に帰って、アルバイトでもしながら生きても別に普通なのに、田舎側は「こっちに来るな!コロナ菌め!」という始末。

感染者第一号の家族に嫌がらせをするのが大衆だったとしても、今の格差社会とは関係ありません。

なぜなら、貧乏でも勉強ぐらいできるし、むしろインターネットによってコストが下がっているからですね。

やはり、人の基本を作るのは学問修養です。

役割に徹するか、人道を突き進むか

ここからやっと、図の詳しい意味に迫ります。

発展期というのは、一つの流れであり、一つの社会のあり方です。

それが転換期まで続くので、一種の「型にはまった様な生活や仕事」をすることになります。

それを僕は、「その時代の役割」と呼ぶことにしますが、つまり、発展期はその時代に自分が担う役割を果たせばいいのです。

次の転換期へ移る準備が整っていれば、いきなりバブルが弾けて会社をクビになったとしても、むしろバカンスを楽しむ休暇を与えられた様なもの。

「これまでお世話になりました」としっかり頭を下げて退職できる様、会社からも「申し訳ないな」と思ってもらえる様、役割に徹するのが基本となります。

転換期は、別に生きるだけなら、大家族でアルバイトしていれば大丈夫です。

しかし、勉強足らずな大衆がいますので、その人たちのとの間で色々な問題が起こり、その壁を乗り越えないといけないこともあります。

この会社、この家族、友人、恋人、「この人達をどうにか変えないと、守らないと…」っていうこと、ありますよね。

その時に必要なのが、「道を開く」ということ。

要は、新しい時代に向かって歩き、その後ろに出来た道を、その他の人に歩いてもらう、ということです。

ただ、「人道を貫けば新しい時代が開ける」と言っても分かりにくいと思います。

次は、人道とはどういうものなのか?その仕組みについてお話ししましょう。

落・翔を繰り返す人道の仕組み

人の道には、新しい流れに降り立つ「落」の時と、終わりを告げる流れから飛び立つ「翔」の時があり、一本で繋がっています。

落・翔は、時代の変化によって経験する人生1度のものもあれば、進学、転職や引越し、離婚・結婚などで何度も経験するものもある、普遍的なものです。

また、一つの落翔と、その次の落翔を「落翔→落翔」という風に結ぶ間のものとして、「人徳」があります。

これが今回の最も大切な部分です。

ですが、まずは落と翔の説明から。

落:新しい流れの役割に落ち着く

「この世に生まれ落ちる」なんて言い方をしますが、これが正に、誰もが経験する初めの「落」ですね。

とある決まった生活、習慣、仕事、ライフワーク、恋愛、なんでも同じです。

そこに辿り着くというか、ガチャガチャと変化していたのが終わり、とある「一定のあり方に落ち着くまでの流れ」を指します。

「駆け落ち」なんかもこれで、元々あった状況から逃げる様に恋愛をするだけじゃなく、次の生活に落ち着くまでを指して言うのが、本当の駆け落ちです。

草の根分けて生きていくサバイバルチックな時から、落ち着いた自分の「暮らし」に落ち着く。

これが、人道の半分である落。

翔:次の流れへ向けて飛び立つ

人道のもう半分である翔では、水面の鳥が飛び立って空に上がる様に、自分の立ち位置が無くなります。

落ち着きが無いことを「地に足が着いていない」と表現しますが、正にこれです。

「世渡り」というものはロープの上を歩く様にフラフラするもので、生き方がフラフラしている人のことも、同じ様に「地に足が着いていない」と表現しますよね。

ですが、それも次の流れに移るため。

元あったあり方を、時には捨てたり、壊したりして、身軽にならないと、飛ぶことはできません。

サバイバルや旅をするときは、必要な持ち物を吟味して、できるだけコンパクトにまとめないといけないんです。

その断捨離を含めた、生活や人生の大きな変化に飛び立つ時。

これがもう半分の翔。

人徳が時代の渡り船となる

では、地に足が着いていない様な翔から、次の落へと移るまでは、一体どうすればいいのでしょう?

既に話した様に、ここで必要のは「道を開く」ことで、「人徳」が2つの落翔(流れ)同士を繋いでくれます。

ここは人間社会ですから、どうしても人生の活路を開こうとすれば、他人と上手く関わらなければいけません。

それが事業をやっている社長さんや、活動家の人だったり、志のある人、村社会で生きる人なら尚更です。

そして、不安定な時こそ、仲間との助け合いだったり、周りの人を導くことが大切になってきますから、どうしても「徳を積む」必要が出てきます。

徳というのは、自分の持っている「特性を発揮して良い行いをすること」で、その行いが積み重なれば、いわゆる「徳積み」となるわけです。

徳積みによって人は救われるし、仲間になってくれるし、ついて来てくれます。

それが時代の転換期、会社の変革期であれば、大衆的な人であるほど、どうすればいいのか?を見失っているのです。

そんな時こそ、「自分たちは『人間』である」という基本に立ち返って、徳のある生き方を示さないといけません。

これも人の道、人道ということなのですが、それで実際に「道が開ける」わけですから、日本語は本当に良く出来ていますね。

時代と流れの渡り方

人道の中に落・翔とあり、流れを繋ぐ人徳がある。

これを「流れの渡り方」にフォーカスすると、「翔→徳→落」という順になりますね。

次は、その翔徳落が、どうすれば上手くいくのか?解説しましょう。

時代と流れの渡り方

図を思い出して欲しいのですが、あそこには3重の円が左右に2つありました。

それぞれ、真ん中の縁が「暮らしの壁」、間の円が「人生の壁」、外側の円が「運命の壁」を意味していて、大きな流れを渡ろうとするほど、外側の壁を突き破る必要が出て来ます。

つまり、「暮→生→命→」。

そうやって飛び立ち、何も無いところを徳で渉る、「命→徳→命」。

最後は逆に、運命・人生・暮らしの壁を閉じて、安定したところに落ち着ける様にする、「→命→生→暮」。

「暮→生→命→徳→命→生→暮」、これが正に人道なのです。

この後解説する、各ポイントでどうすべきか?を読めば、今回の帝王学は読了ですよ。

翔:「暮・生・命」の壁を突き破る

人道には、流れを飛び立つ時に突き破らなければならない「3つの壁」があります。

この「暮→生→命」ですが、時代の流れという様な大きな流れを渡り移る時には、最後(外側)の運命の壁まで破らないといけません。

例えば、企業には「企業の運命」があります。

蓋を開ければ、「社員それぞれの人生」がありますよね。

そして、もっと内側を見ると、「社員たちの今の暮らし」があるのです。

社員が同じ勤務先での移動をするなら、仕事のために勉強することや、付き合う人間、勤務時間などの「暮らしが変わる」だけで済むでしょう。

それが転勤とか転職となってくると、「人生が変わる」レベルの話になって来ます。

その先で社運をかけた一大事業に関わるなんて事があったら、その人は「運命が変わる」ところまで来ています。

そもそも運命というものは、「自分とその周りの環境を含めた大きな流れ」のことです。

ですから人は、運命が変わる時、個人的な何かだけでなく、周りの環境を巻き込んで変化していく、ということを経験します。

人間社会、周りには人がいますよね?

その人々を巻き込むということは、つまり、「暮→生→命」の外側に行こうとするほど、結局は人道の要である「人徳が必要」だということです。

徳:世界に必要な人間は死なない

徳を積んで運命が変わる時、周りの人たちは協力してくれるし、助けてくれます。

だから、そこがサバイバルチックな道の上であったとしても、容易に生きていくことができるのです。

別の帝王学になってしまうので、解説まではしませんが、徳を積むには以下の要素が必要です。

・学問で身につけた知恵
・相手の為を考える思慮
・相手の為を思う愛情
・貢献が実を結ぶ徳積み

これらを学問修養で身につけて、自分にできることをしましょう。

そこまでのあなたの行動や、仲間たちと歩むストーリーは、そのまま一つの道となり、新しい時代・流れのセオリーとなります。

その時には既に、それぞれが次の役割を見つけ、自分の場所や仕事へと落ち着き始めているはずです。

落:「命・生・暮」の壁を閉じる

自分の新しい役割を見つけたら、「閉じる」ということをして、安定したところに落ち着きます。

運命の外側では多くの人々を巻き込んでいるので、次の流れに関わる人たちを残すのです。

ご縁を切る必要はないのですが、新しい役割に集中するためにも、いろんな意味で断捨離をする必要があるでしょう。

共に戦った仲間たちとも、「またどこかで会おうな」、「達者でいろよ」と言って、別れを告げるものなのです。

そうして落(発展期)の終わり(暮)に差し掛かり、家族が皆帰って来て、大家族になる。

そして、生活コストを下げ、次の転換期も乗り越える。

最後に図を見ていただければ分かりますが、全ては不思議と噛み合います。

あとは、学問修養を積んで人徳を身につけているか?そして、徳を積んでいるか?

つまり、「徳が全ての中心」なのです。

人間を見て、人生を見て、世界を見てください。

「人・生・世」、それぞれの為になるように徳を積めば、そこには道があります。

最後に

今回は、流れと流れの間を渡る時の秘訣について、お話ししました。

これは、例えるなら「引越しの心得」です。

引越しする時には、元いた場所に居た人たちのことも、これから移り住む場所に居る人たちのことも考えてあげるべきです。

自分勝手に生きる人は、仲間が居なくなり、生き辛くなります。

自分勝手な人が国の中、会社の中、家族の中に増えたら、そのコミュニティーはどんどん腐敗して行きますよね。

転換期の様な迷いの多い時期には尚更で、貧困から犯罪に手を染める人も増えるほどです。

人が徳を積むのは当たり前のことですが、2020年のコロナ禍においてであれば尚更、集中的に徳を積まなければなりません。

「まだ何をどうすれば徳積みになるのか分からない」

そんな人は、学問修養をしてください。

今年(2020)の自粛ムードは、そのために与えられた猶予です。

また、あなたが上層の人であるなら、下の人たちが徳を積める様に教育・指導しなければいけません。

天皇なら学問修養する様に呼びかけ、政治家なら学問修養のお願いをし、社長であるなら社員教育を行いましょう。

この記事が、世界中の不安定な中に道を作る、その手がかりとなれば幸いです。

それでは、明日も心技体、磨いて参りましょう。

ありがとうございました。