金原です。
大卒正社員という進路は「借金地獄に墜ちるための道」だということはご存知でしょうか?
全てのパターンがではありませんが、一般的に行われている「塾通い→大学進学→正社員」という流れでは、どうしても多重の借金を返済し続けるという、かなり縛られた人生に陥ってしまうのです。
そもそも、初めからフリーターで生きていくのと、正社員で生きていくのを比べても、月ごとに同じ時間働けば、利益はあまり変わりません。
むしろ、ブラック企業に勤めるぐらいなら、配達員でもやって、働いただけ給料をもらい、調子の良い月にだけ40万円ぐらい稼げばいいのです。
実は、この「配達員」というキーワードがかなり重要です。
今はネットショッピングをする人が増える中、配達員がどうしても不足していますので、この仕事をする人が増えるべきですよね。
なのに、ほとんどの若者はリサーチをせず、スマホで勉強するどころか、ゲームかアプリをだらだら見る様なことばかりしています。
その延長線上なのでしょうか?
学校、部活、塾、受験勉強、大学へ通いながらのアルバイト。
こんなものは、世の中を顧みない堕落です。
堕落した先の借金地獄サラリーマンよりも、もっとスマートで楽なな生き方があるので、今回はそこんところをお話ししましょう。
では行きます。
正社員は多重借金の道
なぜか、多くの若者が正社員になるというだけで非常な苦労をします。
部活動、塾通い、受験、大学、就職活動。
そして、ここにリソース(時間・お金・体力)をつぎ込むと、「2つの問題」が発生し、どんどん借金漬けの人生に堕ちていってしまうのです。
2つの問題というのがコレ。
・10代から多額の借金
・働き始めの遅れ
大学の費用をローン(奨学金)で支払うと、それだけで「500万円ほどの借金」を抱えることになります。(加えて100万円以上の学習塾費用もかかります)
さらに、高校ではアルバイトができず、本格的に働き始める年齢が4歳も遅れるため、22歳の就職時点で、貯金しているフリーターに比べて「1000万円もの開き」が出てしまいます。
手取りが16万円の新卒社員が、毎月の返済に追われ、東京で一人暮らしなんかした時には、もうそれだけで手元にはほとんど残りません。
そして、車を買ってローンを組み、家を買ってローンを組み、奨学金も含めた三重苦。
ローンには金利が発生しますから、その分更にマイナスして計算しなければなりませんね。
最後は、借金があるから仕事を辞めることができないという社畜。
子供の学習塾費用も払わないと・・・。
これが、正社員の借金ロードです。
では、どんな進路を選択すれば、借金地獄にならず、資産を形成する生き方ができるのでしょう?
ここに、今世の中に必要な配達員のお仕事が関わってきます。
同じ苦労なら配達員を
どれだけ勉強しても、お金は貰えません。
しかも、日本の学校でやっていることは、ほとんど役に立たないことばかりです。
だったら、「お金をもらえる苦労」をした方がいいと思うのです。
学校に通い、部活をし、夜は学習塾に通う。
こんなの、ブラック企業のサラリーマンと同じだと思った方がいいですよ。
いや、それよりも質(タチ)が悪い。
お金が貰えないどころか、むしろ出て行き、運動部では下手すりゃ大怪我をしてしまいます。
この際、部活も塾も、受験勉強も進学もやめておいて、さっきから何度も言っている「配達員」の仕事でもした方がいいです。
頑張り次第では、給料が月に30万円を超え、多い時には40万円に到達します。
中学校から大学卒業まで、「10年間」もあるじゃないですか。
その半分でもいいので、毎月30万円の仕事を5年間だけやってみてください。
給料で言うと1800万円にもなり、貯金では1000万円ぐらい貯めることが可能です。
このお金で実家のリフォーム代をキャッシュ払いしたり、30歳ぐらいで家を購入してしまったり、家族と融通を利かせたりもすれば、かなり経済状況が変化してきます。
要するに、借金しない生き方が実現できるのです。
苦労をする年齢は変わってきますが、学生には学校の勉強よりも、もっとやるべきことがあります。
次はそれを含めた、学生時代にオススメの生き方をご紹介しましょう。
学生にお勧めの生き方
多くの人が中学校ぐらいから部活動や塾通いをやり始めますが、この時期から堕落せずに自分で道を切り開くための、「3つの柱」がありあす。
・筋トレ
・読書
・アルバイト(高校から)
もちろん塾には通わず、受験勉強も大学進学もしません。
国語と数学、理科ぐらいはしっかりやって、あとは本当にやるべきことのために体力をとっておいた方がいいです。
筋トレ、散歩、ストレッチで良い
まず、ほとんどの運動部がろくなことをやっていないので、怪我をする前に自分でトレーニング方法を勉強して、自分で鍛えた方がいいです。
オススメなのは『プリズナートレーニング』という本(現在4冊のシリーズ物)で、重りなんか使わなくても十分というか、自分の体重だけで鍛えた方が安全だし、しなやかな体づくりができます。
健康な肉体は生涯を通した大切な「資本」ですから、ムキムキにならなくてもいいので、整えておくべきです。
これが配達員をやった時にも役立ちます。
読書による知恵と人格を養う活学
次に必要なのは、読書による「知恵の獲得」と「人格形成」ですね。
知恵と人格は、人生を幸福なものにしてくれるだけでなく、願望成就や経済面でも大きな役割を果たします。
現代の様な家庭崩壊が起こらないというだけでも、それぞれが別居せずに済むので、家の数が減っただけ、1000万円単位の利益になります。
本当に役立つ本を見つけるのは至難の技ですが、まずは知識の幅を広げ、そのキーワードを元に興味を広げていけば、いずれは「知恵の書」・「人格の書」に辿り着くでしょう。
特に「東洋思想」学ぶ本は、物事の根本を扱うので、とても大切です。
『論語』とか、『易経』とか、『中庸』なんかから始めてもいいと思います。
安岡正篤(やすおかまさひろ)さんの人間学が読める本なんかはすごくオススメですよ。
修身・修養のためのアルバイトを
あとは、アルバイトで本を買う資金を得たり、ちょっとづつ貯金してみたり、若いうちに遊びに飽きておくことです。
知恵が身に付き、人格が高まるにつれて、世の中のほとんどの遊びは「くだらない俗な文化だな」と思えてきます。
西洋文化は映像で見れば十分だと知れば、海外旅行へ行く必要さえなくなるのです。
例えばそういう様なことが、人生をスマートにし、堕落した欲求を小さく抑えてくれます。
若いうちに一級品を体験してみるというのも大切です。
本当に美味しい、日本のお米、日本の調味料、世界の酒。
要は「良し悪しを身につける」ためにアルバイトで稼ぐということですね。
カラオケ、ボーリング、大衆居酒屋の低品質な酒と料理。
こういうのが減って、洒落たカフェやお茶屋さん、高品質和牛を扱うお肉屋さん、自然食品店なんかが増えた方が世の中のためになると思います。
まとめ
同じ様に苦労するなら、バカなまま借金地獄の人生に陥るより、借金がなくて知恵と人格が高い方を選んだ方がいいはずです。
それに、配達員なら歳を取っても仕事があります。
自分のペースで働くことも可能です。
そろそろ学歴信仰、サラリーマン信仰などの「宗教」からは解脱した方がいいのではないかと思いますね。
宗教が悪いとは思いませんが、それだけに頼って自分では何も考えなくなる様では、むしろ堕落です。
毎日学校や塾に通って、そこでお祈りをする様に「勉強!部活!進学!就職!借金!」と聖歌を歌っているわけですから、目覚めてください。
もちろんサラリーマンが悪ではないので、なりたい人にはなってもらいましょう。
つまり、しっかりとリサーチして上で、好きな様に、楽な様に生きればいいんですよ。
今回は、そのうちの1パターンをご紹介いたしました。
これからもどんどん世の中は変わりますから、その中で一人一人が輝ける様に願っています。
今回はここまで。
それでは、明日も心技体、それぞれ磨いて参りましょうね。
ありがとうございました。