新時代の教育に絶対必要な3つの刺激「遊び→問題→基礎」

基礎教育よりも先にやっておくべきことが他に2つもあります。しかし、それをやっておけば費用対効果の高い教育を行うことができますよ!

金原です。

現在、日本の教育は大きな変化を求められ、実際にこれから少しずつ変化していこうというところまで来ています。そんな中、高めていかなければならないのが教育の「費用対効果」です。

今の様に初めから最後まで、単純な詰め込みをいつまでもいつまでも黙々と続けているだけでは、効果が上がらないのも当然。生徒たちの「ヤル気の炎」もすぐに消えてしまいます。

効果的な教育を行うには「遊び」「問題」「基礎」という3つの刺激を与えることが必要で、その内のどれが抜けてもバランスの取れない教育となってしまうのです。基礎教育はこの中で1番後に来ればいいというところがポイントになります。

火を起こすなら、いつまでも板と棒を使った摩擦熱を利用するより、着火剤とライターがあった方が良く早く燃えるのです。それと同じことが教育にも言えるので、今回のようにまとめてみました。



新時代の教育に必要な3つの刺激

基礎教育を行うことが絶対必要だというのは重々承知なのですが、だからと言ってそれを最優先でやって行くのはかなり原始的な考え方だと思います。なぜなら、火起こしをするために板と棒を使っている様なものだからです。

教育を炎に例えるなら、基礎教育は最後に種火を移す「薪」です。一度小さな火さえ着いてしまえば後はすぐに全体に行き渡るのですが、これまでの原始的なやり方では種火をつけるまでが一苦労。手にマメができて、もうお腹いっぱいです。

なので、これからの教育には「着火剤」に当たる「遊び」と、「ライター」に当たる「問題」が必要になって来ます。この二つさえあれば、教育に対するヤル気の炎はとても早く燃え広がり、とても効率の良い教育を行うことができるはずです。

これからは、遊び(着火剤)→問題(ライター)→基礎(薪)。この優先順位で教育を行なっていきましょう。塾だろうが保育所だろうが同じことが言えるはずです。それでは、3つの刺激それぞれが一体どんなものなのか、詳しく説明します。


1.遊び

遊びというのはつまり、個人が「好きな様にして楽しむこと」。教育の場にこれを持ってくるのであれば、スマホの持ち込みをOKにして、毎朝ある一定の短い時間だけ好きに遊ばせる様なことを指します。

こうすることで脳が活性化しますし、学校に来るのが嫌だという嫌悪感も小さくなります。そして何より「遊びの中で能力を伸ばす」という意図があるので本来なら絶対やっておくべきです。

また、遊ぶときと勉強するときの切り替えをその場で行い、「自らけじめを付ける」という大切な意味もあります。これをやっておくことで授業中にスマホをいじりだす生徒が減る可能性もあるのです。

色々な効能があるとは思いますが、まあ、基本的には脳を活性化させ、自由な活動の中で能力を伸ばすというのが遊び(着火剤)の役目です。ここでリラックスしたり情報交換したりすることで、その後のヤル気に点火し易くします。


2.問題

これはテストなどに出て来る「問い」のことを指すのではなくて、社会や個人が抱える諸問題のことを指します。地球環境問題とか、貧困問題とか、養育費とか、就職とかのことです。

そういう「世の中」や「人生」のことを学んでおくと、人は社会性を身につけるだけでなく、自分のやっている勉強に意義を見出す様になるので、自ずとヤル気が湧いて来る様になります。

実際の教育現場で行うのなら、毎週月曜日の朝などに行われる集会で社会問題や人生の問題を真剣に語ることです。これまでの良くわからん「校長先生のお話」とはおさらばして、「意義のある諸問題の話」に転換していきましょう。

これにもさまざな効能があると思います。それ自体が勉強になりますし、志を培うことにもなるでしょう。とにかく、生徒たちのヤル気に火を付けるのが問題(ライター)の役目です。これでその他の基礎教育を行う効率がアップします。


3.基礎

基礎というのは、そのまんま「基礎教育」のことを指します。遊びによって脳を活性化させ、問題によってやる気のスイッチを入れてからこのステップに入ることで、効果の高い基礎教育を行うことが出来るのです。

僕も基礎教育は学校教育において一番重要な要素だと思います。ですが、それを行うのは生徒たちの脳を活性化させ、やる気のスイッチを入れてからです。その方が生徒同士の情報交換の場が生まれたり、社会性が身に付いたりします。

生徒たちに勉強という苦行を与えるからには、その意義を説明し、論理的に正しいことをやってあげる必要があるでしょう。何処かの会社が社員に会社の理念を共有するのと同じ事です。

薪は種火を作るためにあるのではなくて、最後に火を移すためにあるものです。教育という炎を早く大きく燃え上がらせたいのなら、薪は最後に持って来ればいいことになります。



最後に

この「遊び→問題→基礎」のサイクルは、回るごとにその効果を増していきます。「遊び」の時間は生徒たちが調べながら情報交換する時間へと変化し始め、「問題」で社会的視野を広げ、「基礎」で新たなキーワードを手に入れる。

新しく知ったキーワードとその意味は社会問題をより深く理解させて来れますし、スマホで調べるときの元ネタとなります。色々調べて知識の幅を広げた後に社会問題を学べば、それぞれの情報がリンクしてより強く記憶に残るでしょう。

初めは遊びだった時間も、このサイクルを繰り返す内に情報交換の場、学びの場へと進化していきます。その変化は進路選択や就職が近付くほど強く現れるはずです。

このサイクルは回すごとに理解の幅や深さが広がり、情報交換の場で再燃焼するという「原子炉」に近い性能すら持っているかもしれませんね。脳内のシナプスなんてもう繋がりまくりだし、ドーパミンだってドバドバですよ。

いづれは今回書いた様な教育になるんでしょうけど、早くその日が来ないかなー。やろうと思えばすぐ出来ると思うので、読んだ教育関係者の方はお願いします。

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。