エシカル消費を突き詰めるとほとんどの物は買えなくなってしまう

金原です。

これからの世の中をより良い方へ変えるためにも、ぜひ倫理的な消費活動「エシカル消費」には広まって欲しいものです。しかし、エシカル消費を本格的に実践していくと、ほとんどの物が買えなくなってしまいます。

現在の世界人口爆発と、これから各国が発展してくることを同時に考えると、どの局面から世界を見ても、最後には「地球環境」のことを配慮しなければいけないところに時代は来ています。

それを消費活動に反映させると、現在の先進国に並んでいるほとんどの物は、どんなに安くても買えなくなってしまうでしょう。それがエシカル消費なのです。

今回は、本格的なエシカル消費が一体どんなもので、それが何をどんな理由で買えなくするのか書いていきます。



エシカル消費で配慮しなければならない最大の要素「地球環境」

エシカル消費を突き詰めると最終的にたどり着くのが地球環境と言う名のテーマです。

普通、「消費活動」と言うと地球環境を破壊するイメージがあります。ですが、地球環境を守り、むしろ消費活動によって回復させていくのが本当のエシカル消費だと言えます。


人類存続が一番重要なテーマ

世の中が豊かになっていけばいいのは確かですが、それでも地球が先にダメになってしまっては元も子もありません。地球がダメになってしまえば、豊かさを維持するどころか人類そのものが滅亡の危機に瀕してしまいます。

なので、エシカル消費で一番先に考えなくてはならないのが、この先どうやって人類を存続させるかと言うこと。


地球環境を優先するのが真のエシカル消費

人類をできるだけ長く繁栄させるには、地球環境を維持していく必要があります。なので、本当にエシカル消費を行なっていきたいのであれば、まずは地球環境に配慮した消費活動を行うことが先決です。

「倫理的な消費」と言うと、貧しい労働者を救うためのフェアトレードも含まれます。しかし、それは「目先の社会貢献」であり、地球環境を維持していくこととはかけ離れているのです。

本当に人類のことを思うのであれば、まずは地球環境のことをこ考えた消費活動を行う必要があります。それがエシカル消費の優先事項であり、真の姿なのです。



真のエシカル消費を実践すると買えなくなる物とその理由

エシカル消費を突き詰めると、地球環境のことを考えなくてはならないばかりに買えなくなるものが出て来ます。と言うか、先進国の市場にあるものはほとんど買えなくなるといってもいいでしょう。


海外のもの

海外のものを買うと、輸送にかなりの燃料を消費します。なので地球環境にかなりの負荷がかかります。と言うことで買えません。紛争ダイヤモンドとかであればなおさら買えませんね。基本中の基本です。


遠い地方のもの

日本国内のものを買うのであっても、遠い地方から運んでくるのであれば、結局のところかなりの燃料を消費します。なので買えません。もしかしたら場合によっては海外から輸入するよりも効率が悪い場合があるかもしれませんしね。


安いもの

フェアトレードの概念は、実は日本国内にも持ってくることができます。スーパーマーケットはほとんどの商品を安売りしており、そのために従業員を最低賃金ギリギリで雇っているんです。パートやアルバイトの人を救うためにも安いものは買えませんね。


嗜好品

嗜好品を買うためにわざわざ地球環境を悪化させるなんて、エシカル消費者には考えられない行為です。お菓子なんてみんなプラスチックの袋に入っていますよね。あれの原料は「石油」であり、海外から入って来たもの。うん、買えない。



真のエシカル消費者はほぼ「地産地消」しかできない

と言うことで、エシカルな消費を身につけようものなら遠くで生産されたものほど買えなくなります。それはつまり、ほとんどの場合で「地産地消」しかできないと言うこと。

都会に家を建てる時の「木材」はさすがに田舎の方から持ってくるしかありませんが、野菜程度なら都会の方でも結構作られているので、それを買うことになるでしょう。

そうすれば地元の産業を守ることにもつながりますし、燃料を節約し、排ガスを減らすことにもなります。また、国内自給率を高めることにもつながりますね。いざ社会インフラがストップした時に食い繋ぐことができる可能性がアップすることもお忘れなく。



エシカル消費以外のアプローチが重要になってくる

エシカル消費を突き詰めると地球環境のことやフェアトレードのことが頭をよぎるので、あらゆるものが買えなくなって来ます。それはそれでいいのですが、自分の周りだけ良い市場を作り出しても、「世界」が抱える社会問題には手が届かないでしょう。

例えば「人口爆発」を食い止めるには、各発展途上国が素早い発展を成し遂げる必要があります。そうすれば自然と海外の物は高くなり、なかなか買えなくなってくるでしょうね。

世界の森林消失を食い止めるには、誰かが木を植えたり、森林を管理したりしなければいけません。そのためには先進国の手助けが重要です。

この様に、エシカル消費を突き詰めなくてもそのうち同じ結果に落ち着く部分と、そのためにエシカル消費以外のことをやって行かなければならないと言う二つの側面があります。
エシカル消費を突き詰めてしまうと発展途上国へ流れるお金が減り、発展が遅れてしまう部分もあります。なので、エシカル消費は「ある程度」にしておいて、同時に別の社会貢献活動を行なっていくのが重要なのかもしれません。

まあ、結局エシカル消費以外の貢献活動を海外に対して行なっていくなら、国内のものばかりを消費していてもいいのですが。



まとめ

エシカル消費を突き詰めることは地球にとっていいことだと思います。ですが、そこには世界の問題を放っておかなければならないと言う問題がありました。

とは言っても、エシカル消費と言うのは数ある中の一つの手段でしかありません。他にも募金したりボランティアしたり、事業を起こしたりと方法はいくらでもあるのです。

一番良いのは発展途上国が海外に搾取されず、自分たちの手でエシカルな市場を作っていくことですね。さっさとオーガニックコットンを栽培して、自国で服を作り、自国で売りさばけばいいんですよ。
先進国はそう言った活動の手助けをする様になればいいんだと思います。だから、まずは先進国が発展途上国のコットンを安く買い占めないこと。つまり、結局はエシカル消費を突き詰めて、海外の物は買わないこと。そして、それ以外の貢献もすることです。

発展途上国で起業し、国内でお金を循環させる人が増えればいいんでしょうね。その手助けをしましょう。やるべきことは「エシカル消費×起業の援助」でした。

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。