実質的モラルを身につければ人生と世界を良い方へ変えていける

世界を良い方へ変える方法はたった一つしかありません。それは、全人類がモラルを身につけることです。

個人と世界は連動しています。なので、個人一人ひとりがモラルを身につけ、行動や選択を正していく事が世界を変える近道なのです。ただし、「モラル」と言っても正義感や清らかな気持ちを持っているだけでは成果に結びつきません。

では、何をどうすればこの世界を良い方へ変えていけるでしょうか?



金原(@relaxziizi)です。

今回は、モラルには「心理的モラル」と「実質的モラル」の2種類があって、後者の実質的モラルを発揮していかないと世界は良い方へ傾かないよ、というお話をしていきます。また、どうすれば実質的モラルが身に付くか?についてもお話ししましょう。

その前にまず、より多くの人がモラルを身につける事が、世界を良い方へ導くというメカニズムについてだけ理解してもらいたいので、先に書いておきます。



実質的モラルが身に付けば人生と世界が変わっていく

世界を良い方へ導くためには、自分の身を犠牲にしないとダメなのでしょうか?身を粉にして働いて、困っている人たちや国家のために尽くさなければならないのでしょうか?

まあ、そういう側面も一部はあるでしょうが、そんなものは基本的に嘘です。

一人が苦労し始めると、そこには「苦労する」と言った一つの文化みたいなものが発生します。すると、周りにいる他の人達の中からその苦労文化を選択する人たちが出てくるんです。

そんな時に「苦労することは正しいんだ!美しいんだ!」みたいな事を言い出すと、その悪い文化はその人が属しているコミュニティーに根付き、広まっていくことになります。

そして、後から入ってきた新入部員や新入社員みたいな人達にもその悪い文化を強要する様になるのです。

これが良い事なのか?といえば違いますよね。

なぜこんな事が起こるかというと、それは、「個人と世界が連動している」からです。


個人と世界は連動している

人の文化というものは、それが良いものであっても悪いものであっても、ウイルスや癌細胞の様に感染したり転移したりして広がっていく様にできています。

例えば、他に比べて値段が高い「オーガニック商品」があったとしますが、それを一人ひとりが購入し、購入者が増えて行ったとすれば、その市場は開拓され、大量生産や効率化、希少価値の低下などによって値段はある程度下がっていきます。

すると、前まで高くてなかなか購入できなかったオーガニック商品も、他の人たちにも手が届きやすい手頃な商品・市場へと移り変わっていくのです。

結果として、オーガニック商品を購入する人は増えるでしょう。

この話に関しては様々な事例があるので、もう「そういうものなんだ」と思ってもらいたいのですが、とにかくここで言いたいのは「人の行いは広がっていく」という事。


個人の選択が世界を変えていく

とある人気ユーチューバー(YouTuber)が動画上で被災地へ100万円寄付し、そのやり方を説明すれば、寄付する人が一気に増え、義援金もどんどん増えていきます。(実話)

そんな風に、現代は文化を簡単に拡散する事ができるので、人の行いはより簡単に広まっていきます。

先ほど、文化は良かれ悪かれウイルスの様に広がると言いましたが、ということは、良い文化と悪い文化が拡散する中でぶつかり合うということになります。

イスラム国の活動が世界中のテレビ番組で取りざたされる様になった時、便乗してテロ活動を起こした人達と起こそうとした人たちが大勢いました。

それと同時にイスラム国を潰そうとする働きも活発になり、最終的には、組織を壊滅させる事ができたわけです。

そうやって世界中の一人ひとりが「どちら側につくか?」で世界は変わっていきます。

この時、ほとんどの人は「世界をより良い方へ変えてたい」と願っていると思いますが、実は、そう思っているだけではダメなんです。


お気持ちよりも良い結果を出す事

世の中には「贈り物」という文化がありますが、僕はこの文化があまり好きではありません。

特に「お土産」です。

お気持ちは確かにありがたいと思うのですが、体に悪いお菓子を大量にもらった時は、捨てるわけにもいかないし、地球環境に負荷がかかるし、お金でもらった方が嬉しいし、もう萎えてきます。

「情」と「愛」の違いと言えば分かり易いかもしれません。

つまりどういう事かと言うと、「自分が渡したいから」と言う自己中な状態では世界は良い方へ傾かないという事です。

本当に相手のことを思っているのなら、相手の人生の質が高まることをしてあげないといけません。「相手のためになるから」という他の為な状態で行動していかないと、自分が気持ち良くなるだけで世界は良くなっていかないんです。

これは「モラル」という言葉においても同じこと。長くなりましたが、ここからが本題です。



心理的モラルと実質的モラルの2種類がある

「情と愛」の例と同じ様に、モラルには「心理的モラル」と「実質的モラル」の2種類があります。

簡単に言えばこう。

・心理的モラル:思ってるだけ
・実質的モラル:実際に相手や世界の為になる事

こう見ると、心理的モラルは要らないんじゃないか?と思いがちですが、そうでもありません。


心理的モラルの重要性

心理的モラルは確かに心の中で思っているだけなのですが、これが倫理的行動のトリガーになります。気持ちが無いとそもそも行動しようとしない訳ですね。

実質的モラルをどんなに高いレベルで身につけていても、心理的モラルが無いと行動しないばかりか、他人の人生や世の中が良くなっても肝心の自分が幸せを感じる事ができません。

人類がそんな人ばかりでは、生命や生態系として安定したとしてもそれを「最高」と評価することは到底できないでしょう。

他人の幸せや世界の平和を幸せと感じる事ができれば、次の行動の為のエネルギーも補充させるというもの。そうして良いエネルギーと行動を循環させる事ができれば、良い文化や幸せはどんどん広がっていきます。

という事で、心理的モラルはあった方が良いのです。


実質的モラルの必要性

心理的モラルが高いレベルでないとできない仕事があります。例えば介護や保育、ボランティアなどです。

それはそれで良いのですが、どんなに心理的モラルが高い水準だとしても、実質的モラルが高いレベルでないと何をやってもあまり実を結びません。

実質的モラルというものは、さっきも説明した通り「実際に相手や世界の為になる事」です。「良い結果に繋げる為の能力」と言っても良いでしょう。

どうすれば相手や世界のためになるかを考える力。その為の知識や知恵、行動力。もはやそれは、人類や地球にとって良い結果を生み出す為の、大きな「能力」なのです。

これがなければ、総合的に良い結果を生み出すことはできません。経済が発達しても地球環境が窮地に追い込まれてプラスマイナスゼロ。あるいはマイナス。なんて事になってしまいます。

それがマイナスでいいというのであれば、心理的モラルだけを身につけて、一人で勝手にハイになっていればいいだけですからね。それって気持ち悪いです。

という事で、実質的モラルは良い結果を出すために絶対必要なものであるという事。

では、実質的モラルを身につけるにはどうすればいいのでしょうか?



実質的モラルは知識と知恵によって身に付く

またまた実質的モラルを言い換えるなら、「正しい行いをする能力」と言ってもいいでしょう。つまりそれは、物事を正しく理解し、正しい考えのもと、正しい判断を下す力という事。

・理解
・思考
・判断

これらのことを合わせて「知恵」と呼びます。後は、正しい理解をするための材料である膨大な「知識」が必要となります。

この知恵と知識が揃って初めて人は良い結果を生み出す事ができるのです。

例えば、我が子に健康的な食事をしてもらおうとした時。そこにはどんな知識と知恵を発揮する必要があるでしょうか?

・好き嫌いをなくす方法
・栄養学、酵素栄養学
・旬の食材
・食材ごとの栄養価
・生産や流通(食品に含まれる毒物)
・適切な調理方法
・レシピ
・日本人の体質に合った食事
・プラスチック容器を温めて良いのか
・コストパフォーマンス…

これらの情報を集め、理解し、うまく判断していかなくてはいけません。

それが結果として我が子の健康的な発育を促したり、食品関連市場の健全な発達を促したりします。


高い次元の欲求を持つと知恵が身に付く

知識については調べればいい訳ですが、知恵を身に付けるとなると経験を踏む必要が出てきます。いわゆる「PDCAサイクル」を回す訳です。

調べてみて、理解しようとしてみて、考えてみて、判断してみて。その中で計画・実行・評価・改善を繰り返す事。

それ以外に道はないかと思われます。

ただ、積極的に取り組む事で成長を加速させることはできると思うので、この世界や目の前の物事などに目を向け、よく観察して、分からないことやはっきりしないことは調べてみるといいでしょう。そこから全ては始まります。

スーパーやコンビニに立ち寄った時、ただお腹が空いているから美味しそうなものを買うのではなく、成分表を見てみたり、産地を気にしてみたり、原材料の栄養価について調べてみたり、できることは沢山あるんです。

そのためにも、より高い次元の欲求を持つといいでしょう。レベルの高い心理的モラルのことでもありますね。

・健康で美しくありたい
・幸せでありたい
・人生成功したい
・世界をより良い方へ動かしたい

そう言ったより高い次元の欲求を満たすためには、必ず知恵を発揮する必要が出てくるので、自ずと経験は重なり、能力は高まっていきます。

その中で知識が身に付き、知恵が身に付き、実質的モラルが身についていく。そして、そのための教育を行う事が人々の行動を変え、世界を変えていく訳です。

「人の嫌がることをしてはいけない」とかいうのは、かなり初歩的で幼稚なレベルでの教育内容な訳で、本当に必要なモラルを身につけるには社会のあらゆることを広く学ぶ必要があります。特に地球環境や健康に関することは重要でしょう。

これから日本でも行われるようになるモラル教育の中に、そう言った社会勉強の要素が含まれていることを祈りつつ、これからも更新していきます。

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。