2020年以降の世界を予言。新たな社会に向けてどうするべきか

金原です。

世の中の動きというものには、「決まったパターン」が色々と存在します。

未来予測というと、何か摩訶不思議な特殊能力の様に思われがちですが、実際には、その決まったパターンがいくつか組み合わさった結果が、現実世界に「出力」されているだけなんですね(このことを「発現」と言ったりします)。

なので、その時代の手がかりさえ掴めてしまえば、あとの予測は意外と簡単だったりします。


では、何を手がかりにするべきか?

それは、物作りの工程です。


人類の歴史は「創造の歴史」だと言えます。

この地球という環境を活用し、手を加え、社会を作り、時には悩み苦しみながら発展してきた。

その創造の積み重ねが今という結果であり、これからもその創造は続きます。

なら、「今の時代と同じ流れの物作り」が何か?を見つけてやると、これまでの時代の意味から、これからの流れまで、色んなことが分かってしまうのです。


もちろんそれは数あるパターンの一つに過ぎないので、より具体的な予測をするには、占いなんかも活用していきます。

要は、「万物の法則に従い、それら(パターン)を組み合わせる」ということですね。


では、今はどんな物作りを参考にすべきか?


実は、「大正→昭和→平成→令和」という4つの時代と全く同じ工程を持った物作りがあるんですよ。

しかも日本に。

それが、「刀鍛冶」です。


未来予測というものは、そのロジックを理解し、納得して初めて身になる学問です。

なので、少し長い記事になりますが、よく読み込んでいただけたらと思います。



刀鍛冶と全く同じ流れ

日本は明治時代にグローバル化への転換が起こった訳ですが、これは一つ、新しい時代の流れに入る「ボーダーライン」だったと言えます。

そして、次の大正時代から新しい流れが始まる訳ですが、ここから今の令和初期までの流れが、刀鍛冶の工程と全く同じなのです。

刀鍛冶の工程と時代の関係は以下の様になっています。


↓大正:小割り=鋼を叩き割って良質な部分を選ぶ
↓昭和:積み沸かし=鋼を熱して柔らかくする
↓平成:鍛錬:鋼を叩いて伸ばし、鍛えていく
↓令和:焼き入れ:少し熱し直した鋼を急冷し、強度を上げる


流れを軽く解説しましょう。


令和までの4つの時代が持つ意味

大正は、刀鍛冶の「小割り」という工程を象徴しています。

これは、鋼を叩き割って、その塊の中から良質な部分を選び取る、というもの。

ここから世界大戦が始まりましたが、それによって良質な文化だけが生き残ったと言えば、そうかもしれません。

また、戦後の生き残りであるお年寄り達は、非常に人間として強く生きていた様に思います。


続いて、昭和は「積み沸かし」という工程を象徴する時代です。

これは、鋼を熱する工程であり、経済発展によって社会が熱を帯びた事実があります。

GDPや株価、地価なども、鋼の温度の様に上昇し切りましたよね。

そして、人々は堕落し、熱せられて柔らかくなった鋼の様に、軟弱になってしまいました。


次は平成で、これは「鍛錬」という、みんな聞いたことがある工程を象徴する時代ですね。

バブルが崩壊し、軟弱なままの人々は、それはもう苦労して、鍛えられて来ました。

火の中から取り出され、トンテンカンテンと叩かれ続ける鋼の様です。

経済や人口ピラミッドも、叩いて薄く伸ばされた鋼の様になっていましたね。


そして令和に入り、「焼き入れ」という工程を象徴する現象が、既に起きています。

これは、ある程度熱し直した鋼を水につけて急激に冷やし、強度を上げるための最後の工程です。

コロナウイルス・ショックにより、世界経済は急激な冷え込みを見せていますね。

そして、人々は緊縮を行い、中身がギュッと詰まった、締まった経済になりつつあるのが今です。


この様に、「大正→昭和→平成→令和」の4時代は、「叩き割って良質部を取り、熱して柔らかくし、叩いて鍛え、冷やして強度を上げる」という刀鍛冶の流れに当てはまる訳です。

そう考えると、各時代には、「数字の上がり下がりからは分からない大切な意味」があることが分かります。


では、これから先、令和以降の流れは、刀鍛冶的に言うとどうなるのでしょうか?

その動きは、既に始まりを見せていますよ。



令和以降は「研ぎ」?

焼き入れ(令和初期)の次に当たるのが、「研ぎ」という工程で、刀身を作る最後の工程に当たります。

要は切れ味を持たせる訳ですが、そのために「余計な部分を削ぎ落とす」というところがポイントです。


人々はこれから、不景気の中に立たされます。

今はまだ、株価の下落などの金融市場における変化なのですが、これが実際の市場にも影響を出し始めるのです。(既にコロナウイルスの影響で「自粛ムード」ではあります)


その時、世の中には「緊縮」と言って、余計なコスト(支出)を減らす行動をとります。

この「コストを減らす」ということが、削ぎ落としであり、経済における「研ぎ」そのものなのです。


また、ここからが面白いのですが、「研」という字には、削る他に「道理を極める」という意味があります。

つまり、人々が勉強したり、大切なことに気付いたりして、物事がどうなっているのか?どうあるべきなのか?どうすればいいのか?などを学ぶということ。


緊縮には知恵が必要ですし、一つの家に大勢で住む、なんてことになった場合は人格も高くなければいけません。

そして、その知恵と人格を身につけるのに必要なのが「学問」や「修養」です。

なので、これからは「人類の修行期間」であると言えるでしょう。


人々はこれまでの平成でも鍛えられて来ましたが、それは「受身的」で、誰かに叩かれ続けたり、誰かに叱られ続ける様な形(外的要因によるもの)でした。

対して、これからは人々が知恵と人格の必要性に気付き、自ら修行を行う時代(内的要因によるもの)だと言えます。


それから、「研」意外にも、「時代を切り開く」の、「切り開く」という言葉も面白いです。

また一つ、ここから分かることがありますよ。



時代が切り開かれる?

どうして、時代に対して「切り開く」という言葉を使うのでしょうか?

また、他に「切れ者」なんて言葉もあります。

これには「物事を切りまわす才能のある人」とか、「主君からの信用が厚い人」という意味があり、さっきも言ったこれからの修行の流れで、「学問修養を積んだ人」を象徴しています。


そして、「切り」という言葉。

これには、「物事の終わり」や「区切り」という意味があり、一つの大きな流れが切れ者達によって終わらせられるということも分かりますね。


終わるということは、そこから新たに始まるということです。

つまり、2020年を迎えて誰もが感じている「時代の大転換」が、もう直ぐ現実として起こるということですね。

単なる不景気では終わりません。

もう、めちゃくちゃ変わります。


では、これから世界がどういう風に変わっていくのか?

ここまでは概念やら意味やらの説明だったので、もっと具体的な話をしましょう。



世界はどうなるのか?

今の世の中の変化は、何というか、「正負各種のエネルギー」みたいなものがたまり、それがとあるきっかけによって爆発し、株価から動き始めるとう感じです。

初めのに「理解しないと身にならない」と解説した通りなので、今回溜まっていたエネルギーがどんなものなのか?

ここから解説していきましょう。


全てを金で解決の人間力低下時代

この流れは、白人達から攻め込まれそうになった「明治時代」から始まります。


生産力を急いで上げるために、学校では小中高でも大学のような授業を行う様になりました。

人格育成の授業は段差と軽視される様になり、大戦後にGHQの影響でもう台無し。

日本人が元々持っていた知恵や精神性が、どんどん失われていったのです。


日本人は、戦後もよく頑張りました。

経済活動は盛んになりましたが、その反動で、「何でも金ありき」、お金のための「仕事ありき」、仕事のための「学歴ありき」、学歴のための「借金ありき」・・・・と、どんどん落ちていったのです。


立派な家が所狭しと立ち並ぶ一方、子供が学校、両親は仕事で、家には誰もいません。

大勢の家庭が、せいぜい、テレビ視聴と寝泊りをするがために、高金利で何千万円もする35年ローンを組みました。


もう、人々には中身の無い学業と長時間の仕事しかありません。

全ては金のため。

「カネ!カネ、カネカネカネカネカネ!!!」

家庭、人間教育や健康、幸せなんてものは2の次・3の次。

社会貢献、モラルなんてものには、よほどの余裕がないと手が届かない。


それはつまり、「国家の内部崩壊」と「家庭の内部崩壊」を意味します。

人々は分裂、利己的になり、自分の中に閉じこもりやすくなりました。

ただでさえ、金銭的に苦しい生活をしているはずなのに、「核家族」が増え、中途半端な大きさの一戸建てやマンションがたくさん建ち並びました。


こんな状況下の、どこで生活力が身につくのか?

人々はお金という「数値」のことしか頭になく、「安かろう悪かろう」へ一直線です。

孤児、シングルマザー、虐待、DV、障害者、奇形児、心身の病気、ひきもこもり。


東京での一人暮らし。

家賃が高く、大学の費用の支払いと、生活費だけで給料がなくなってしまう。

何のために生きているのか?

だったら学業にお金かけないで、数年間だけでもいいから配達ドライバーでもやったら?・・・と思いますが、そういう、人生を自分で考える知恵も勇気もなくなってしまうほどなのです。


世も末、世紀末。

この世紀末感は、街並みを見るだけで分かりますが、その「感覚」が、さっき言った様な「エネルギー」の一つなのです。

誰もが、心のどこかで、「こんな世界は、いつか終わりが来るかもしれない」と感じていたということ。

それがあるからこそ、メディアがコロナウイルスのことで国民を煽った時に、株価の大暴落が起こるのです。

「さあ、その時が来たぞ!」とね。


では、これからの話をしましょうか。


経済は「常温」まで下がり続ける

まず、この記事を書いている時点でそうであるように、世界中の株価が下落していきます。

株価がどこまで下がるのか?ですが、それは今の刀鍛冶的流れが始まる「大正〜昭和初期並みの株価」だと予測するのが妥当でしょう。

鋼(株価)が激しく熱せられたのは、昭和に入ってからです(「株価 大正〜昭和」と画像検索すれば、チャートが見れます)。

ただ、貨幣価値が当時と今では全然違うので、そこを計算に入れないといけませんね。

とにかく、冷めた鋼はそのままですから、新しい時代が開けるでは株価が大暴落したままの低水準で推移します。


貧乏な人や非正規職の人が増える

すると、企業が資金調達に苦しむ訳ですから、緊縮をより強めていくでしょう。

大勢の無能な社員たちが退職へ追い込まれ、就職も既に厳しくなって来ています。

給料も下がるでしょうね。

職を失ったもの達は肉体労働か、その他の非正規職に就くことが多くなりそうです。

つまり、貧乏な個人や家庭が今より更に増える訳ですね。


住宅の手放しが増え、相場は低下

住宅ローンを払えなくなる人、銀行の貸し剥がしなんかもありますから、「ものを売りに出す人」が確実に増えます。

特に贅沢品や高額なもの、住宅なんかを手放す人が増え、それぞれの相場が下がっていくでしょう。

2022年問題(主に東京と大阪の農地に課税され、土地を手放す農家が増える)や人口の減少なんかを考えると、空き家の増加は計り知れないものがります。


人々の悟りから学問修養が始まる

空き家の増加を促す要素はそれだけではありません。

人々はこの辺りで気付くのです。

「あくせく働くよりも、頭使ってみんなで仲良く暮らした方が速いな」と。

要はこれも緊縮な訳ですが、ここから人々の学問修養が始まります。


知恵と人格を持って共生し始める

知恵と人格の高い人が増えると、人々が「共生」の色を強めていくはずです。

これは、人々が協力して生きていくようになる、ということ。

地域の人どうして交代でベビーシッターをやるとか、家を片付けて3世代暮らしをする、みたいな、「結束力」が高まります。

金ありきに偏った思想で分離していたものが、元に戻ろうとする訳ですね。


村社会的なあり方が浸透し始める

元に戻るという意味では、「村社会」が再び発生します。

これまでの良くある「トップダウン・ピラミッド型」の企業組織から、「ボトムアップ・サークル型」のあり方へと変化していくのです。

今はコミュニティー・ビジネスというものがありますが、それが一般的な市場にも現れてくる訳ですね。

ここから僕は、お金の有無があんまり関係ない社会になり始めると感じます。


お金がなくても何とかなる世界へ

お金は便利ですが、人々が助け合えば、本来は必要なものではないはずです。

しかし、今それが必要である理由は、「知恵と人格が無いから」ですね。

この人間性が向上してくると、お金はあった方がいいけど、別になくても大丈夫なものになっていきます。

これは、人々が助け合うからです。


衣食住で生きていけるなら、服を作る人、食べ物を作る人、家を作る人、後は流通を担う人がいて、それぞれが物々交換していれば、一般人は事足りるんですよね。

それがもう、村社会によって実現しちゃう訳です。


これは、「国民が政治(経済政策)に頼らなくなる」ということでもあると思います。


国民のあらゆる活動が民主化する

お金が無くても動く経済という、この矛盾した状態からは、これまでの様な税収を得ることができなくなります。

しかし、同時に国民側も、政府からお金が支給されなくても動く様になるのです。

だから、バランスは保たれると。


これは、国民の中に「お金に価値を感じない層」が発生するということでもありますね。


お金による支配が緩くなって行く

「金を与えてやってるんだから俺のいうことを聞け!」というのが、今の権力支配の形です。

儲かれば平気で戦争をやります。

アメリカ兵はお金のために戦争へ行き、中国で若者を撃ち殺していた警察たちも、お金で雇われている訳です。

つまり、そういう、「お金のために仕方なく云々・・・・」ということが減って行く訳ですね。


こうなると、政治家や権力者は、人を「大義名分で操る」しかなくなって行きます。


人々は精神性の高さを重視する

生きて行くためにお金が必要だから、兵隊になり、戦地へ向かい、罪のない人たちを大勢殺す、なんてことは減るでしょうね。

ただ、それはお金を基準に考えたときの話で、人を動かす立場の人間には「大義名分を語る」という手段が残されています。

そういうこともあって、世界はお金を重視していた「数値主義」から、人間性を重視する「精神主義」へと移行する訳です。


多分、この時に頭の悪い人たちは、精神性が高そうで実は悪徳な話、みたいなものに騙されるでしょうね。

議論や学問が盛んになるはずです。



まとめ

後は、どんなテクノロジーやサービスが出てくるか?で変わってくる訳ですが、そこを予言して意味があるのは、今の様に「お金を稼いでやろう」と思っている人たちだと思います。

これから先の時代の場合、「いかにお金を稼ぐか?」では無く、「いかに人間として成長するか?」の方が大切です。

だから、あなたが起業家か?投資家か?サラリーマンか?学生か?ニートか?・・・なーんてことは関係がありません。


一人一人が人間らしい活動を行い、それによるお金に依存しきらない経済圏を構築する。

これが精神主義時代の特徴ですから、義理人情というものをわきまえて、人徳を高めた方が無難なのです。


学歴、就職、給料、借金、返済。

こんなことばかり考える時代は終わります。


人としての温かみ、学問、生活、健康、幸福、志、道。

こういうものの方が余程重要になる。

というか、元々そうであったものに再び気付くだけなのですが・・・。


今回やってくる新時代への変化は非常に大きなものですが、それは、これまでの世界が偏り過ぎていただけの話です。

いざその時になってみたら、「なーんだ、こんなことでいいのか。」と、クスッとした笑いが生まれるでしょう。


そのときのためにも、今は知恵と人格。

この「徳性」を高める時期です。


それでは、明日も心技体、共に磨いて参りましょうね。

ありがとうございました。