どうも、金原です。
昨日書いた記事のおかげで、僕は巷で言われている「ミニマリスト」という言葉の意味が本来の意味とは真逆になっていることに気がつきました。
参考:間違いだらけ!?本当のミニマリストはあまり断捨離しない
そこで、今回はミニマリストの本当の意味を参考にした上での、「真」のミニマリズムというものを説明していきましょう。
「ミニマリスト」の本当の意味
まず、ミニマリストの本当の意味ですが、これはとにかく断捨離をして持たざるものになるという意味ではありません。それは持たざるものに憧れて激しい行動に移る「断捨離スト」です。
本来のミニマリストは「最低限の要求をする者」のことを言います。つまり、何に対しても多くを望まず、最小限度で済ませようとする人のことをミニマリストと言うわけです。
ミニマリストは断捨離も最低限
ミニマリストは何事も最小限で済ませようとするわけですが、それは断捨離についても同じです。物や人脈を減らす上でも、その作業を最小限にとどめます。
例えば人脈を減らす場合なら、大切な親友や彼氏・彼女、ましてや家族なんかまで断捨離しようとは思わないのです。
ミニマリストは実家暮らし
ミニマリストはわざわざ実家を出て、高い生活費のかかる一人暮らしをしようとなど考えません。何事も少ない変化で済ませようとするので、初めから自分の生まれ育った場所に留まるのです。
こうすれば生活費や家事にかかる時間を大幅に節約できるようになります。
ミニマリストはコミュニティの問題を解決する
ですが、こうなると家庭によっては家族との間に何かしらの摩擦が発生する場合もあるでしょう。
例えば勉強したり趣味に没頭したりする時、いちいち話しかけてきたり、家族の話し声がうるさかったりで集中できない。他にも、「家にいるなら家賃を払え」などと親にあらずなことを言って高い見返りを請求する親がいたり。
そこをミニマリストは工夫します。問題を解決します。そうすることで何事も最小限で済ませるのです。
家族という名のコミュニティに属する人たちを成長させ、何事にも集中できる環境を整えたり、親と見事な交渉戦をし、勝ちをとります。何事もスマートに、話し合いで切り抜けてしまうのです。
というか、そうしなければ何事も最小限で済ませることはできないでしょう。時には逆にコミュニティメンバーを無視して、自分の意見を押し通す力を見せるかもしれません。
ミニマリストは高卒で働く
ミニマリストはわざわざ高い学歴を持とうとはしません。(その頃既にミニマリストへ目覚めていたらの話ですが。)多くの時間とお金を節約、特に若いうちの大切な時間を節約します。
ミニマリストは受験勉強しない
ミニマリストは馬鹿と言われようが何だろうが高校を卒業できればオーケー。
他の人が将来役に立たないことを血なまこになって勉強している間に、ミニマリストは最小限の努力で好きな本などを読んでいます。
ミニマリストは借金しない
ミニマリストはわざわざ借金をして大学へ進んだり、車を買ったりなんてしません。借金をすること自体が手間ですし、返す時には利子を持っていかれます。そんな面倒なことはしないのです。
ミニマリストは週4一日7時間
ミニマリストは実家暮らしな上に借金もしないので貯金がたやすくできてしまいます。なので、例えばアルバイト・パートのような形で週に30時間ほどでも働けば、年に100万円弱の貯金ができてしまうのです。
ミニマリストは小さく起業する
ミニマリストには余った時間と貯金があります。それを使って起業することが容易になってくるのです。人によっては趣味に費やすでしょうが、それもいい使い道でしょう。
ただ、すべての人に没頭できる趣味があるわけではないので、基本的には起業する人が多いと思います。
ミニマリストは結婚しない
ミニマリストは地球上の人口が多すぎることを知っています。それに、自分の子孫を残すことに大きな情熱を感じません。もう、ここまでくると当たり前の話になってきましたね。
ミニマリストは自分の車を持たない
ミニマリストはそもそも家族と共に暮らしているので、自分の所有物としての車を持つことがありません。その分車検代やガソリン代を払わずに済みます。これももう、当たり前でつまらない話ですね。
まとめ
ミニマリストというのは激しい断捨離をする人のことではなく、何事も小さく済ませようとする人たちのこと。
実は、本当にそんな人になろうとしたら、学校では教わらないような「養育費」の話とか「借金」「奨学金」「ローン」「家賃」「生活費」・・・・、色々な事を10代前半から知っておかなければならない高度な文化であることがわかりました。
あなたは断捨離ストですか?ミニマリストですか?大きな断捨離をするのは、コミュニティ内の問題を解決できなかった時の最後の手段です。
あなたが真のミニマリストでいたいなら、生きていく上で一緒になるコミュニティメンバー達を成長させてあげなければいけません。そうして問題を解決してこそ、本当に物事を最小限にとどめることができるのです。
そういう意味では、僕はすべての人にミニマリストであってほしいと思います。というか、この先の地球環境のことを考えたら、すべての人の中にミニマリズムがなければいけないところへ、そろそろ来ているのではないでしょうか?
「ミニマリスト」。この言葉が流行ったのは、単なるブームではなく、人類の一つの進化なのだと僕は信じています。
ありがとうございました。
バンカラ道(ばんからどう)をよろしく。