金原です。
世の中には、「時代は繰り返す」なんて言葉があります。
ですけど、一体どんな風に繰り返すんでしょうか?
仮にそれが分かったとしたら、次のブームに乗っかる準備ができたり、過去の失敗を繰り返さない様にしたり、次に何が起こるか?をある程度予測したりできるはずです。
なのに、それを教えてくれる人っていませんよね。
「繰り返す」とは言っても、昔起こった事と全く同じ現象が同じ条件で起こる、なんてことはあり得ないんです。
なので、繰り返しているのは物事の「本質の部分」だといことが分かるわけですが、それだと「だったら本質の部分も教えてよ!」と言いたくなりますw
じゃあ、時代は繰り返すと言っている人たちは適当なのか?というと、それも違うんですよね。
なぜなら、ループする時代の本質は確実に存在しているからです。
そして今回は、繰り返す本質の部分から、次はどんな時代になるのか?が占える帝王学を開発しました。
名前は「衆規学」(しゅうきがく)。
この占いができれば、テクノロジーと合わせて考えた時にどんな世界が待っているのか?が分かりますし、それに対してどう生きていけばいいのか?という自分なりの答えを出すことができます。
時代の過渡期を乗り越えるためにも、その先で成功を収めるためにも、この帝王学を学んで行ってもらえたら嬉しいです。
では初めに、ループする時代は一体どんな要素に分かることができるでしょうか?
3種類の主義時代
実は、時代のループというものは、大きく分けて3種類の「主義的傾向」から見ることができます。
主義的傾向というのは、人々の間でどういう価値観が強い傾向にあるか?ということです。
で、その主義というのは以下の3種類になります。
・物質主義
・数値主義
・精神主義
これらが「物質主義時代→数値主義時代→精神主義時代→物質主義時代・・・」という風に繰り返しているわけですね。
では、それぞれがどんな傾向のある時代なのか?軽く解説します。
物質主義時代
物質主義というのは、「物質的なアプローチで豊かになろうとする」時代だということです。
最近の日本で言えば、産業革命〜戦後の復興〜バブル初期が当てはまると思います。
あの時に物質的な豊かさが大きく進み、最後にはジャンボジェット機が空を飛ぶ様になりました。
「一番見た目が変わりやすい時代」と言えばいいでしょう。
これは運命というやつかもしれませんが、日本は戦争の被害が大きかった国なので、余計にこの物質的変化が大きかったでしょうね。
反動で見た目や人々の汚れてしまった部分もありますが、それは「精神主義時代が終わった後だから」と捉えることもできます。
数値主義時代
数値主義は「数値を高めることで豊かになろうとする」時代ということです。
日本に当てはめたらバブル経済の後半〜今にかけてがそうですね。
とにかくみんなこぞってお金だとか、ポイントだとか、フォロワーだとか、友達の数だとか、「数値」を稼ごうとします。
「みんな数字(ステータス)を見ている時代」だと思えばいいでしょうね。
物質的に安定してくると、その後は商売繁盛を狙うばかりになってしまったり、物質的な豊かさを保つために稼ごうとしたり、そのために人気が必要だったり、いつの間にか「数字」がモノを言うようになります。
まぁこれも、「物質主義時代が終わったから」だという解釈をすることができますね。
精神主義時代
精神主義は「精神性を高めることで豊かになろうとする時代」ということです。
昔の日本であれば、江戸時代〜明治の終わりぐらいがそうだったんじゃないでしょうか?(ここまで遡ると「だいだいそう」としか言えませんが、江戸時代は人々の精神性が高かったと言われています。)
富か名声か?で言えば名声の方を取るのがこの時代で、精神性が高まるとともに「名誉」を重んじる様になっていきます。
おそらく「人格者や修行者が多い時代」ということが言えそうです。
数字ばかり追いかけていると、「それって幸せと関係ないんじゃないの?」という感覚が人々の間に広がり始め、「お金稼ぎたい人は勝手にやってなさい」状態になります。
そうして精神世界に入っていく人々が増えるのも、「数値主義時代が終わったから」と解釈していいでしょうね。
・・・・以上が3種類の時代な訳ですが、実は、これら3つの時代には、更にそれぞれの「間をつなぐ要素」というものが存在します。
これが認識できると、時代の循環がよりはっきり見えてくるので、次はその要素について解説していきましょう。
3時代の間にあるもの
もう書いてしまいますが、3種類の時代の間には以下のような要素が挟まり、潤滑油のような役割を果たしています。
それがこれです。
・物質主義→「資産」→数値主義
・数値主義→「名声」→精神主義
・精神主義→「貢献」→物質主義
この「資産、名声、貢献」がいかにして時代の潤滑油になるか?ここが分かると今の時代がどの辺りなのかもはっきりするので、それぞれ解説しますね。
物質主義→「資産」→数値主義の流れ
物質的に豊かになってくると、その状態を生み出すために働いたり、そこへ投資した人たちの所に富が集まります。
それが資産となってだんだんと蓄えられてくるわけですが、すると、「価値の数値化」みたいなことが起こるんです。(貯金しない人ももちろんいます。)
お金は銀行に預けますよね?
その預金口座を確認した時、どういった状態で表示されるか?
特に今はお金が電子化されているので、資産は「ただの数字」だということになります。
銀行ではなく、投資に回していても数字であることは同じです。
みーんな数字。
それが増えたり減ったり、上がったり下がったりするだけ。
金やお札を大きな金庫にしまっておいたとしても、その価値は時間とともに変化し、固定ではありません。
すると、結局は「数字を意識」することになり、何主義か?と言われれば、結局は「数値主義」になってしまうのです。
この現象を引き起こす中心となっているのが、「資産」だというわけ。
数値主義→「名声」→精神主義の流れ
人々が金銭的に満たされてくる(とりあえず生活に困らない)と、今度はなぜか「名声」を集めようとする動きが出てきます。
おそらくこれは、人々が物に対してお金を使わなくなるからです。
というのは、「知識」やそれを発信する「人」に対してお金を使うようになるということであり、それに対して商売のやり方が変わるんですね。
これは、「数字と幸せの間に関係が無い」と気付いた人たちが、精神性のトレンドを先取りして勉強し始めるからであり、裏に「勉強」というトレンドが隠れているとも言えます。
そして、だんだんとですが、名声(今で言うとフォロワー)を得るために、一人一人が精神性を高めようとし始める、と言う流れになっているわけです。
この「名声」というものは、さっきも言った通り、人々の精神性が高まるにつれて「名誉」に変わっていきます。
つまり、名声よりも名誉をお求める気高い人が増えるということ。
別にそれが特別良いというわけではなく、結果的には「お金稼ぎなんてみっともない」と考える貧乏な人が増えるので、「良しもあれば悪しもあり」という感じですね。
そして、この流れを引き起こす仲人が「名声」だと。
精神主義→「貢献」→物質主義の流れ
精神性が高まってくると、今度は「だったら社会貢献しようぜ」という流れになってきます。
これは他の帝王学でも触れていますが、精神は思考に影響し、思考は行動に影響し、行動は現実に影響するのです。
なので、例えばゴミ拾いをするだとか、貧しい国の人たちのために学校を建てるとか、そういう風に精神性が現実世界に現れて物質的豊かさを押し上げます。
過去の日本の場合、黄色人種と黒人のために、戦争を何回もしましたね。
それがいいかどうかは別として、一部の人類にとっては大きな貢献だったわけです。
結果、アジア各国が日本を見本にしたり、日本の企業の手を借りたりして物質的な豊かさを押し上げた部分があります。
これもそれも、「貢献」という1つの言葉で繋げることができるわけですね。
それでは、ここからは、この帝王学でどう占えばいいのか?について解説していきます。
この占いの活用方法
衆規学を使った占いは、以下の様な3段階でいいでしょう。
1. 今がどこなのか見極める
2. 人々のニーズに合わせる
3. 時代と自分を混同しない
簡単に言えば、時代に合わせるということと、時代に流されない芯を持つということの2側面です。
要は、裏と表、建前と本音みたいに、「公私を分けて考える」ってことですね。
では、解説しましょう。
1. 今がどこなのか見極める
まずは、ここまでの下手な説明を頼りにして、「今がどの時代」で、「次はどの時代」なのか?を明確にしてしまいましょう。(今日は気が乱れています。)
あるいは、人生の流れの中で、自分は「今どの成長段階にあるか?」と考えても面白いです。
とにかく、物質主義→「資産」→数値主義→「名声」→精神主義→「貢献」→物質・・・という流れのなかで、今どこなのか?をはっきりさます。
言ってしまうと、さっきも小出しにしましたが、今は「数値主義の終わり」のあたりです。
なので、「名声」を集めようとする人が非常に多くなっています。
もちろん、その背景には「お金が稼げるから」という理由付きですが、お金を稼いだから名声が集まるのではなく、「名声が集まったらお金が稼げる」という順番であることがポイントです。
YouTube、Twitter、Facebook、TikTok・・・。
何れにせよ、名声を集める先には、精神性の時代(名誉を重んじる時代)が待っていることは間違い無いでしょう。
今YouTubeでエンターテイメントを見ている小・中学生たちが、将来そこから勉強し始める5年〜10年後。
その頃には完全に次の時代に入っているはずです。
2. 人々のニーズに合わせる
これは、大衆がその時代のニーズを持ち始めるから、それに対するビジネスをしたり、場合によってはファッションで身を整えたりしましょう、ということですね。
いつの時代にも「モテたい人」「稼ぎたい人」はいますから。
特に、社員を抱える経営者たちが考えなければならない、「マーケティング」の話ということになります。
ただ、これにも「大衆層」と「ニッチ層」というのがあるんですね。
要は、「大半」の人たちと「少数派」ということ。
そのどちらにどうやって仕掛けていくか?でやることが変わってきますから、精神主義時代なら必ず精神性を高めるサービスやコンテンツを展開しなければならない、というわけではなりません。
マジョリティーにはマイノリティー、テーゼにはアンチテーゼ、という感じで反対の人たちがいる世の中ですから、そのどちらがどれぐらいの割合で存在するか?が変わるだけなんです。
ただ、時代の波に乗っかって勝負しなければならない大企業や、個人から成り上がって投資家になりたい人なんかは、やはり時代を意識しなければいけません。
自分がどういう状況で、何を望んでいるのか?考えてみてください。
3. 時代と自分を混同しない
そして最後に、いつの時代も変わらないのが、「時代は時代であり、自分は自分である」ということ。
仮に精神性を高めるトレンドの時代に和服が流行ったとしても、自分が西洋式ファストファッションを愛するならそれをすればいい、というだけのことです。
ブームは全体の流れであって、個人のものではありません。
なので、合わなければ乗らなくていいのです。
それがさらに、企業やメディアの意図的な操作で起こったブームだとしたら、それこそ乗るべきでは無いでしょうね。
・成人式に振袖を着る
・バレンタインデーとクリスマスにチョコ
・結婚式や葬式は正装でなければならない
どれも固定観念であり、時代によって少しずつ違います。
「あぁなんだ、これは今こういう時代だから起こっている現象の1つでしか無いんだな。」
こういう視点を持てるようになれば、色々な場面で気持ちが楽になると思いますよ。
まとめ
今回の話はどちらかというと、「世の中の流れ」を見るのに役立つ帝王学だと言えますが、時代ごとの要素と現実で起こったことの事例がリンクしてくれば、それは一人の人生を見るのにも役立ちます。
例えば僕は、幼稚園〜中学生までガシャポンの小さいフィギュアを集めてましたし、中学生ではガンダムのプラモデルにはまっていました。(物質主義)
そして、中学時代後半には高校のために猛勉強し、他の生徒と偏差値を争いました。(数値主義)
高校時代の鬼畜なラグビー生活や、大学時代の水商売だったり、テレビで海外の映像をよく見たりしたのも、それぞれよく覚えています。(精神主義)
さらに大学卒業後、家庭内の環境を変えようと片付けを行ったり(物質主義)、今はフォロワーや読者を増やそうと頑張っていたり(数値主義)、よくよく考えると要素がぐるぐる回っているのが分かります。
では、あなたの人生や会社はこれからどうなっていくでしょうか?
日本はこれからどうなっていくでしょうか?
世界はこれからどうなっていくでしょうか?
・テクノロジー
・環境
・法律
・世論
・社会問題
例えばこういったことと、次の時代が精神主義時代であるということの2つを押さえておけば、かなり未来がクリアに見えてくるのではないでしょうか?
今やるべきことは、その時代を5〜10年後に迎えさせてくれる、今の小・中学生たちを育てる「教育コンテンツを作り続ける」ことです。
あなたのビジネスは知性や精神性を高めてくれるでしょうか?
あなたの教育方法は知性や精神性を高めてくれるでしょうか?
子供達の未来を考えるなら、次の時代を常に見なければなりません。
その波に一人一人が乗れるよう、過渡期を乗り越えられるよう、この学びが役に立てば幸いです。
それでは、今回はここまで。
ありがとうございました。