社会科が役に立つ授業へと劇的に変わるたった1つのアイディア

子供達に社会性を身に付けさせる簡単な方法は「社会問題」について考えさせることですよ。

金原です。

現在の日本教育の中で一番役に立っていないというか、惜しいなと思っているのが「社会科」です。もうここだけでもいいから早くどうにかしたい。そんな痒い状態が続いています。

国語・数学・理科はなかなかよく頑張っていると思うんですけど、社会科だけはどうにも納得がいかない。そう思っている人は多いと思うんです。一番「内容」が重要になってくる教科なはずなのに、歴史・地理・公民のどれを取っても詰め込みをしてるだけ。

それじゃあ大学に入ったあたりから既に何を勉強したのか覚えていない人が多いのも仕方ありません。誰得なのでしょうか?教えている先生もかわいそうな気がします。

なので、今回は何故かあまり役に立たない社会科の授業を劇的に蘇らせる方法を書いていきます。



社会問題・必須知識・雑学の順番に別けて教える

子供達に社会性を身に付けてもらおうと思ったら、まずは「社会問題」について考えさせなければいけません。それも「いくつか」ではなく「たくさん」です。その方が絶対に関心が持てる授業になりますし、何より覚えやすいというメリットがあります。

なので、社会問題を優先順位の一番上に持ってきて、「1.社会問題」「2.必須知識」「3.雑学」の順番に別けて教えるべきです。

複数の知識を社会問題という「題目」でまとめることで、各情報に関連性を持たせることができます。その方が脳にとっては覚えやすい情報となるので、関心の持てる社会問題の話を聞いているだけで情報が頭にスイスイと入ってくるようになるのです。

必須知識は必須だということだけでやる気を持って勉強することができますし、雑学は面白みを持って気楽に学ぶことができるので、こうして3つに別けることでそれぞれを学び易くすることができます。


これまでの社会科が覚え辛い理由

これまでの社会科はどの情報も横一線に並んでいて、どれが重要な情報かということが「テストに出るかどうか」でしか判断できませんでした。というのはつまり、生徒たちが社会科全体の情報に重要性を感じないということ。これはまずい。

こうなるのは全ての情報に優先順位が設けられていないことと、情報が社会問題というテーマで関連づけられていなかったこと、そして「これは必須知識だ」と言わないことが原因です。これでははっきり言ってつまらない授業となってしまいます。

ただ詰め込まされる、ただ覚えさせられる。こんなつまらない授業はないでしょう。社会科の先生たちだってあんな授業をしたいわけじゃないと思います。もっと子供達に教えてあげたいことがあるはずです。



社会問題を題目にして教えることの効能

社会科の情報を社会問題ごとにまとめて教えることには、以下のような3つの効能があります。

・覚えやすい
・社会性が身につく
・起業に必要な能力が上がる

中身の無い知識をただ詰め込んでも何も効能が無いばかりか、すぐに忘れていってしまうのがオチです。なので、社会問題ごとに情報をまとめることだけはこれから絶対にやっていかなければならないことだと思います。

それでは、一応効能について説明しておきますね。


覚えやすい

脳というものは、関連性の高い情報同士が「意味を持って入ってきた時」に、初めてシナプスという「繋がり」を作ります。そして、入ってきた情報はその繋がりがあると長い間脳に残りやすいという性質があるのです。

単に「年号」と「名前」と「何が起きたか」をまとめて覚えてもすぐに忘れてしまうのですが、そこに「何が問題だったのか?」「どうすべきだったのか?」などの「意味」が入ってくると一気に覚え易くなるということ。

ですから、社会問題というテーマで情報同士に繋がりを作り、「何が問題なのか」「どうすべきなのか」という意味で繋がりを強くします。こうすることで情報が頭に残り易くなり、ノートも取らなくて良くなるわけです。


社会性が見に付く

これは当たり前のことですね。社会問題を沢山教えておけば、それだけ社会に精通し、社会に対して関心の高い学生が増えるわけですから。


起業に必要な能力が上がる

これは意識したことない人もいると思います。起業をするということは、「社会の穴を見つける」ということでもあるのです。

社会の抱える問題や課題や隙間を見つけ、そこに投資をするのが起業をするということ。なので、社会問題を沢山学びそれらについて考えておくということは、起業するためのトレーニングにもなるのです。



詰め込みで行うのは必須知識だけで良い

社会問題ごとに情報を関連付けて教えることができたら、次の必須知識はこれまで通り詰め込みで行ってもいいと思います。なぜなら、「必須だ」と言った時点で生徒たちは一生懸命勉強するからです。

これは楽しいか解り易いかなど関係ありません。とにかく覚えるのみです。ときにはその方が効率が良いのも分かるので、臨機応変でこれまで通りの授業を行うべきだと考えます。

例えば地理の「都道府県」なんてそうですよね。あんなのとにかく覚えるしかないですよ。関連付けられるのが地図の場所と形、地名だけですから。

それに、学生だって「これは覚えといた方がいい」と思うはずです。そういう内容には時間をかけずにどんどんやってしまった方がいいんですよ。



雑学は面白おかしく好きに教えたら良い

最後の雑学ですけど、これは空いた時間に面白おかしく、先生の自由にやったらいいと思います。それこそ生徒の悪ふざけなんかも交えながら、楽しくやったらいいと思います。

そもそも雑学なんですから、系統立っていないものをさっきの社会問題と同じように教えるのは難しいです。

その分、どこかからか面白い話を持ってきたり、生徒や先生の身近なことと関連づけて話を進めて行ったら覚え易くなると思いますよ。その方法をとれば、自然と授業は面白おかしい方へ行くと思います。

「先生、今日の雑学は???」と生徒が待ちきれない状態が作れれば最高でしょうね。



まとめ

社会問題を先に教えることで社会科に対する知的関心を呼び起こし、その上で必須知識をやる。そして最後に雑学を面白おかしく教える。

この順番をとることで、必須知識の習得率が上がり、最後の雑学がかなり生きてくるようになるはずです。脳はかなり活性化して、情報同士が授業の思い出とともに繋がり、頭から離れなくなると思います。

最近は脳科学も発展してきていますから、それに則った教育が行われるようになってほしいです。

なので、もし社会科の時間に余裕があったとしたら、一番先に面白い雑学を行う方がいいかもしれません。ただ、物事には優先順位というものがあるので、今回の記事では最後に持ってきてしまいました。復習を兼ねて雑学を行うこともできますしね。

それに、教科書の全てを教えることは問題ではないと思います。大切なのは、生徒たちが主体的に学ぶ姿勢を身につけることです。そのためにもまずは社会問題を先に教え、世の中に関心を持たせることが重要だと考えます。

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。