チキンレース撃退!大手スーパーが特売日を設けられない法律を作ろう

金原です。

大手のスーパーマーケットには特売日がありますよね。「◯%オフ」とか、「ポイント◯倍」とか。あれって言うのは集客のためにやっている訳ですが、主に生活必需品を売っているスーパーがどうしてわざわざ集客をしなければいけないのでしょうか?

その答えは他の店舗にお客を持って行かれない為です。

生活必需品を売っていると言うことは、お客さんからしたら絶対に買いに行かなければならない訳ですから、別に特売日を設けなくても本来なら大勢のお客さんが毎日来店してくれるのです。

しかし、どこかの一店舗が他の店舗よりもお客を呼ぼうとして特売日を始めます。すると、その店舗にお客が集中してしまうので、他の店舗もお客さんを取り戻そうとして負けじと特売日を始める様になるんです。

こうして大抵の大きなスーパーは特売日を設けて潰し合う様になっている訳ですが、これっていわゆる「チキンレース」ですよね。このまま放っておくと色々問題があるので、特売日を止めさせる法律を作るのがいいんじゃないでしょうか。


スーパーマーケットが特売日を設けると起こる4つの弊害

スーパーが特売日を設けると何がおこるかと言うと、

・スーパー業界全体の利益低下
・労働搾取(非フェアトレード)
・人手不足
・物価が上昇しない

チキンレース以外にこれだけあります。

ここでは、それらの弊害について、それぞれどうして起こってしまうのか説明しましょう。


スーパー業界全体の利益低下

一人一人が物を買ったり食べたりする量には限界がありますから、安い日に物が売れると、それだけ普通の日に物が売れなくなります。すると、安く売れた分だけ業界全体の利益が下がることになるんです。

しかも、安い日ほどお客さんは沢山来店するので、それだけドカッと業界全体の利益は下がっていることになります。

これでまず最初に誰が損をするかと言うと、それはスーパーに雇われているパートタイマーの人たちです。


労働搾取(非フェアトレード)

スーパーは安売りをし過ぎているせいで、人件費を大きく削らざるを得なくなっています。実際に削られるのはパートタイマーの人たちで、そのほとんどがほぼ最低賃金で雇われているんです。

普段から物を安く売っているのだからパート達の給料を上げることは到底できないだろうに、そこへ特売日なんてものも設けているから余計に給料は最低賃金のままとなります。

これではエシカル消費の一種である「フェアトレード」を国内で普及させることができないまま、労働搾取が続いてしまうでしょう。


人手不足

現在日本の労働者中パートタイマーを含めた「非正規労働者」の割合は40%にもなっています。そんなに非正規労働の人が多いと言うのに、スーパーは大抵人手不足に陥っている様です。

どこのお店を見てもだいたい求人が出ていて、そこからお店の従業員達はそれぞれ残業をしているだろうことが伺われます。

これも特売日があるせいです。安くて来客が多い日があると、それ以外の日は来客が減って暇になります。忙しい日の出勤人数を増やしたいと言うことで人手不足に陥るのですが、暇な日も最低限の人数は確保しなければいけません。

暇な日があると言うことは、そこに余計な人件費がかかっていると言うことです。なのに特売日があるせいで、余計に従業員を雇わなければならないのですが、人口減少でなかなか人は集まらず、人手不足になっていると言う訳。


物価が上昇しない

特に食品スーパーは物をとても安く売っています。そこへ更に特売日をやる訳ですから、物はものすごく安く売られている訳です。

これでは国全体の物価がなかなか上昇していきません。最低賃金は毎年少しずつ上昇していますので、放っておいたら業界全体の利益がゼロに近づいてスーパー同士が共倒れしてしまいます。



大手スーパーが特売日を設けられない法律を作ろう

以上が特売日を設けるせいで発生する弊害だった訳ですが、こんなに問題だらけなら初めから特売日なんてやらなければいいんです。しかし、初めの方で言った通りこれはチキンレースなので、どの企業も余程の事が無い限り舵を切ろうとはしません。

こんな時こそ政府の出番だと思うんですよねー。もう総理の独断でもいいので、大手スーパーが特売日を設けられなくする法律を作ってもらいたいです。

この先もっと最低賃金が上昇して、企業の赤字が続き始めて、パートタイマー達の給料を払えなくなった頃でいいんじゃないでしょうか?

その頃に「最低賃金上昇に合わせた物価上昇の為」とか、「産業を守る為」とか真っ当な言い訳をしながら法律作ってください。マジで助かります。



最低賃金の引き上げと共に普段の安売りも止めさせよう

この間ビールを安売りできない様にする法案が可決されましたよね。あれで助かるのは小さな酒屋さんだと言われているらしいのですが、実際には大きなスーパーも助かっています。

仮に今までと同じ量のビールが売れるのであれば、売り上げがかなり上がる様になりますし、これまでより売れる数が減るのなら、それはそれで仕事の量が減り、人手不足や残業が解消されることになるんです。

これと同じ事がスーパー業界全体で起こって欲しいですね。商店街の小さなお店を守る為とか、理由はなんでもいいので、最低賃金の上昇と共に安売りできない様にして欲しいです。

そうすればビール売り場と同じ様に、売り上げが上がったり仕事量が減ったり、物価が上がったり人々が食べ物を大切にしたり、良い事しかありませんので。



まとめ

やるとしてもまずは先に特売日を止めさせる事です。それによって忙しい時と暇な時、そして利益率の低い時と普通の時、と言う波を無くし、安定した営業を行ってもらった上で様子を見るべきでしょう。

あれって、本当に体に悪いと言うか、下手すると体を壊してしまいます。年末の特売日とか特に鬼畜ですね。僕は買い物カゴとショッピングカートを片付ける仕事をしているのですが、腰や膝が壊れない様にしたりお客さんにぶつけない様にしたりでかなりの神経と体力を使います。

逆に暇な日はやる事が少なくて萎えるんですよ。暇疲れですね。あんな不安定な営業しててボーナスカットされた時にはガビーンですよ「ガビーン」。

なので、先に特売日をやめさせる法律を作り、その次に最低賃金の継続した上昇、そして最後に全体的な安売りの軽減です。

生産者の都合で野菜が高くなったりするのなら、小売業界の都合で安売りしなくなるのもアリなはず。チキンレースさえできない様にすれば、みんな喜んで値段を上げるでしょうから。

「お客様〜」つってねーw

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。