これからの大学は法律・予防医学・社会問題について学ぶ場所であれ

金原です。

僕は「大学オワコン」と言う意見には賛成派です。学生たちはインターネットとそこから購入した本によって自分で学ぶことが容易になって来ており、この先企業は採用資格から「大卒」を削除していく様になるでしょう。

それでも、別に全ての大学が無くなるべきだと思っている訳でもありません。一部の「自分で勉強するのが苦手な人達」のために、進学という「高級」な選択肢があってもいいと思うのです。(もちろん特別な資格を取るのにも大学は必要。)

ですから、これから先大学が「自分で勉強できない人が通う高級な教育文化」という立場を取らざるを得なくなった時、一体大学はなんのために存在するのか?どんな授業をやっていくべきなのか、それぞれ考えておくべきでしょう。

そこで、今回はこの先の大学の存在意義と、そこで行われるべき主な授業の種類について書いてみました。



これからの大学が持つ3つの存在意義

現在の大学って言うのは授業のジャンルが多岐に枝分かれしているだけで、特に人生で役立つことを教えていると言う訳では無いんですよね。なんと言うか、「それぞれの専門家」を育成するための場所と化しています。

これは実際に大学へ通ってみれば分かることですが、自分が学んでいる学部の内容だけでは世の中のことがあまり分からないままで終わってしまい、世の中の仕組みや世の中を変える方法などについて考えることが難しいんです。

ですから、これからの大学はまず「専門家を育成する」と言う立場から脱却しなければなりません。専門家への道は一つの選択肢として狭く残しておけばいいです。大切なのは大多数の学生達をどう育てるか。

それを踏まえた上で、これからの大学の存在意義を考えると、以下の3つになります。

・社会人になる上で重要な事を教える場所
・個人で学ぶのが難しい事を教える場所
・自分で学ぶのが難しい人に教える場所


そもそも大学は社会人を育てる場所である

これは大多数の学生というか、全ての学生に当てはまることなんですけど、そもそも大学は社会人を育成するための高等教育(レベルの高い教育)を行う場所として誕生した訳なんですね。

なら、まずは「全ての学生が」社会に出る準備をできる様な授業を行って行かなければなりません。


個人で学び切るのが難しい内容でないと意味が無い

最初に、現代はインターネットと本によって自分で学べる環境が整っていることを話しました。なので、インターネットがあっても個人で学ぶのがとても難しい内容、そこを大学がそれこそ「専門家」によって集中的に学ばせるべきなのです。

500万円以上も払っておいて本に載っている内容を学ばせられるのなら、その500万円で自分の好きな本を大量に買っていればいいと思いますよね。

ですから、そこらへんの本には中々載っていない知識や、情報量が多すぎてどれを信じればいいのか分からないものなどを教える様にしましょう。


その他の授業は自分で学ぶのが苦手な人の為に

もう、〇〇学というのは、基本的には参考書などを購入すれば自分で学べるものがほとんどです。僕が大学で学んだ経済学は、頭のいい人なら自分で本を買って、論文を読んで、いくらでも勉強していけるだろうことがよくわかりました。

ですが、「自分でやるより教わる方が性に合っている人」というのが一定数いるはずです。その中でも特にお金が有り余っていて、この時代に「ぜひ大学で学びたいです」なんて言っている人に対してサービスを提供することも必要だと思います。



これからの大学が全ての学生に教えるべき3つのこと

以上がこれからの大学の存在意義についての説明です。それを踏まえた上で、これから大学は一体どんな内容の授業を全ての学生に向けてやっていくべきでしょうか?

それは以下三つ。

・法律
・予防医学
・社会問題

これらは社会人として活動していく上でかなり重要な要素となります。だから教えていく訳なのですが、ここではそれぞれがどうして重要なのかを説明していきます。


法律が学生の未来を守って広げてくれる

人が世の中を広く複雑に渡って行く程ぶち当たる一種類の壁があります。それが「法律」です。

この壁について学んでおかないと、

・何はしていいのか
・何をしてはいけないのか
・何をしなければならないのか

この3つが分からなくなります。そのままでは就職してから新規事業に携わった時や、起業しようと思った時などにどこまでならやっていいのか、同時に何をしなければいけなくなるのかなどが分からなくなって非常に困ります。

最悪の場合、自分が気付かない内にいつの間にか犯罪を犯していて、そのまま捕まってしまう人もいるでしょう。これは実際に多いと思いますよ。刑務所に入れば収入が立たれますし、経歴にバツがつくとその後の人生も不利になりかねません。

そういう事を回避するためにも、全ての学生が法律についてある程度学んでおくべきなのです。これから日本は起業する人がまだまだ増えてきますから、ますます重要な授業内容だと言えるでしょう。


予防医学はきっちりと専門家に教わるべき

個人が自分を守り、健やかに生きるために絶対必要なのが「予防医学」です。

これが身についてないと将来病気になる可能性がグンと上がります。しかもそれは子育てにも影響するので、子供達の発育にも大きな影響を与えるのです。

ですが、予防医学についてインターネットや雑誌などで学ぼうとすると、中途半端な情報や極端な情報が多すぎで判断が難しいことに気付きます。なので、これについては専門家にきっちりと教えさせるべきでしょう。


社会問題を知ることで大人の階段を登る

大人になる上で様々な社会問題を知り、それについて考えることはいくつかのメリットを持っています。

・社会の穴(ビジネスチャンス)を知る
・倫理的思考能力を身につける
・志を芽生えさせる

こうしたことは社会を発達させるだけでなく、学生一人一人の人生をより濃いものにしてくれるでしょう。起業する人にとっては最も重要な項目になると思います。



まとめ

僕は大学が必要かどうかと聞かれたら、必要ではないと答えます。しかし、あった方が良いとも思うのです。世の中には色々な人がいますから、それに合わせて色々な選択肢を作るべきなのです。

人によっては中卒で他の全てを自分で勉強した方が伸びるでしょう。人によっては大学まで進学した方が堅実に学べるでしょう。その中間もしかり。

ただ、大学があくまで社会人を育てる場所だと言う事を忘れてはいけません。専門家は一部の「好き者」に時間とお金を与えておけば、勝手に専門家になってくれますから。

なので、今回のようにまずは大学の存在意義が

・社会人になる上で重要な事を教える場所
・個人で学ぶのが難しい事を教える場所
・自分で学ぶのが難しい人に教える場所

の三つである事を忘れない事です。そして次は

・法律
・予防医学
・社会問題

の三種類を学生全員に学ばせておく事。これが社会の基盤をかなり屈強なものとしてくれるはずです。

これから大学は学校ごとにますます個性を出して行くようになるみたいですが、それによって「基礎」が失われない事を願っています。

ありがとうございました。バンカラ道をよろしく。